赤ちゃんに腹壁破裂という病気が見つかり、中期中絶した体験談です。


出産から1日が経ち、

退院することになりました。


本来ならば面会はNGなのですが、

病院の計らいで退院のときも夫に病室まで来てもらうことができました。


晴れくもり晴れくもり晴れくもり


看護師さんが赤ちゃんを病室に連れてきてくれたので、

今日も朝からずっと一緒にいました。


最後に過ごす親子3人の時間。


手紙を書きました。


ラブレターメモラブレターメモラブレターメモ


産まれてきてくれてありがとう。


妊娠がわかったときからあなたに会えるのを楽しみにしていたよ。


もっとたくさん遊びたかったけど、

これからはひいおじいちゃんとひいおばあちゃんに遊んでもらって下さい。


みんなによろしく伝えてね。


お母さんとお父さんがこれからも仲良くできるように見守っていて下さい。


愛しているよ。


メモラブレターメモラブレターメモラブレター


メモ帳に走り書きしたから、あんまりキレイな字ではなかったけど。


折り畳んで、箱の中へ。


ほどなく、葬儀社の方が来てくださった。


火葬場がいま混み合っていて、

遺骨を受け取るのは来週になってしまうとのこと。


産まれてたての時に比べて、

赤ちゃんはもうだいぶ弱ってしまっていたから、

できることならば、早めに火葬して欲しかったな。


葬儀社の方は木箱を持ってきてくれていたので、

移し替えました。


蓋を閉めるとき、


「どうぞ」


と言って蓋を手渡してくれた。


夫婦でそっと蓋を閉めて、

手を合わせると、


本当にもう二度と会えなくなってしまうのだな


と、

わかってはいたけど、

先週、診察を受けた時から覚悟はしていたのだけれど、

そのために一週間頑張ってきたけど、

もうすでに昨日からこの子は生きていなかったけど、

それでもやっぱり悲しくなってしまった。


葬儀社の人が病室からいなくなって、

私たちも病院を去ることにした。


入院するのは人生で2回目のことですが、

毎度、毎度、医療関係者の方々はすごいお仕事をしているなと思います。


朝早くからの処置もしてくれたし、

外来の患者さんもいる中でこうして入院患者にも24時間対応しなければいけないことが、

どれだけストレスフルなことか、

私にはわかりません。


細かいわがままに付き合っていただきました。

陣痛で辛い時に腰をさすってくれました。

医療の力で無事出産ができ、

その後もどうやら健康でいられそうです。

赤ちゃんのために折り紙を折ってくれた方もいました。

入院中、涙を浮かべながら、

たくさん温かい声をかけてくださいました。


コロナ禍で余計に大変かとは思いますが、

どうかお体お大事になさってください。


本当にありがとうございました。