▽筆者略歴
1988年生まれ
2017年に29歳で結婚
2019年に31歳で不妊治療スタート(検査&タイミング法)、卵巣嚢腫を手術で取り除く
2020年に自然妊娠→妊娠2ヶ月で稽留流産
不妊治療再開(タイミング法、人工授精、体外受精)、32歳で2回目の妊娠発覚
2021年1月に妊娠5ヶ月で子供に病気が見つかり中期中絶 ←ここのお話
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中絶、というのは実はいろんな種類がある。
妊娠12週までなら、初期の中絶になります。前回の流産の時に経験したのですが、局所麻酔を打って、針のようなもので赤ちゃんを吸い取ることになります。
私が処置を受けた病院では、吸い取った赤ちゃんと面会をすることもなく、
手術が終われば麻酔が抜けるまで休んだら、すぐに退院となる。
本当に切ない、あっけない中絶でした。
12〜22週までになると、中期中絶という形になって、今回私が体験するのがこちら。
調べたところによると、こちらは陣痛促進剤を打って分娩をする。
分娩をするにしても、赤ちゃんの頭の直径はもう3〜4センチに育ってしまっているので、子宮口を開かなくてはいけない。
どうやらこれがものすごく痛いらしい……。
赤ちゃんが生まれたら、役所に死産届も提出しなければいけなくて、葬儀も執り行うことになる。
人にもよるけれど、生まれた赤ちゃんと対面できるし、沐浴をした、なんて体験談もあった。手形をとったり、足形をとったりすることもあるみたいだ。
その体験談を見た時に、本当にそこには一人の命が実在して、そして亡くなるということなんだと実感して、また泣けてきた。
昨日までは、順調に育っていると信じていた赤ちゃん。
このめまずっと妊娠し続けるつもりだったけど、
急遽、出産することに。
正直、最初は頭がついていかなかったけれど、
何日かたつうちに、対面できるのが楽しみになってきた。