小児脳腫瘍の、
闘病、緩和ケアに関することは、
カテゴリー分けています。

見守り隊のみなさま、
いつもコメント&いいね
ありがとうございますm(_ _)m




赤ちゃんをエコーで確認して、
一番最後に、
「何か質問ありますか?」に対して、
少し考えてから「ないです」
と答えた。


また別室に呼ばれ、
さきほどとは違う医師の診察へ。


「心臓に負担がかからないように、
和痛分娩にする方法があります。
まだ他の医師とも検討しますので、
お母さんも考えておいてください。」
と言われた。

和痛って無痛と違うんですか?
と聞いてみると、

和痛はまったく痛みがなくなるわけじゃなくて、和らげる程度。

ただし、麻酔を使うので、
感染症や副作用のリスクはあります、
とのこと。


うーんショックまたリスク...。
和痛を選ばずに陣痛始まったら、
分娩台の上で、
やっぱり和痛にすりゃよかったぁあああ!!!!って、叫ぶんだろうか...。
(費用はプラス10万だって)


次回から、2週に1回の受診です。
と言われ、いよいよ出産が近づいてきたなという感じ。

最後にはやっぱり、
「質問ありますか?」
そこでも、ないですと答えた。


今日は助産師さんとお話する日だったようで、その後面談室に呼ばれた。

入院の手続きと、出産後の流れについて説明を受けた。

「何か気になることある?」
と聞かれて、浮かんだ言葉があったけど、
やっぱり引っ込めた。

パソコンの画面をみながら、
「お子さんは2人いるのね、年齢はそれぞれ何歳ですか?」と聞かれ、

わたしは淡々と、
上の子は8歳で、下の子は脳腫瘍にかかり、4歳で亡くなっています。
と、事務的に答えた。

助産師さんはわたしに向き直って、
詳細を訪ねてきた。

わたしはまた淡々と、
1歳半で発症したこと、闘病をがんばったこと、緩和ケアに切り替えたこと、自宅で看取ったことを伝えた。

「だから、不安なんです」
と、今まで引っ込めてきた言葉が思わず出てしまった。

言葉が出てしまったら、
涙も出てきてしまった。


エコーで何か異常が見つからないか、
過去の脳腫瘍を伝えたら、エコーの見方も変わるのではないか、など。

生まれてくる赤ちゃんに、もし何かあったとしても今は何も出来ないけど、
それでも早期発見できるのならと思っていることなど。


助産師さんはすべて聞いた上で、
ここには何らかのトラブルを抱えた赤ちゃんも受診しにきている。医師はその経験もあって、エコーなどの確認はとても丁寧にみていると。

もし、出産までに心の不安が大きくなったり、何か話しておきたいことがあれば、いつでも言ってくださいとも言われ、
必要であればカウンセリングも...と。


しゅんの誕生から、亡くなる瞬間までをスピード再生したから、感情が高ぶってしまった。

このまま暗い印象で終わりたくなかったから、笑顔で会話を終わりにするようにした。


帰りの車の中は少し泣いた。




さて、和痛分娩どうしよう。
(そこに話は戻る)