前の記事からの続きです。
※病理解剖を肯定する記事になります。受け入れられない方は読み進めないでください。
長女
が亡くなったのは突然のことでした。手術は成功、退院を目前に控え、自宅での生活に向けて慌ただしく過ごしていた時だったのです
退院して一緒に過ごすはずだったのに。
昨日だって、あんなに笑顔で過ごしていたのに。
どうして?
もう、あの可愛いパッチリおめめと笑顔に会えないの?
生まれてからずっとずっと痛くて苦しい治療を毎日頑張っていたのに?
そんな混乱と悲しみの中、主治医から病理解剖を提案されました。
どうしよう?どうしたらいいの?
長女ちゃんは、何を望んでいるだろう?
知りたかった。
なぜ、長女が命を落とさなければならなかったのか…
そして、それよりも強い想いがありました。
こんな悲しい想いをするのは、私達が最後がいい。
長女が命を落とした原因を突き止めて、同じ原因で命を落とすかもしれない、未来の子達を救いたい。
重度先天性心疾患の子達は、40年程前はとても短い命だったそうです。
その後、手術の方法や治療法が見つけられ、医療機器も進化し、現在では成人した子達も沢山います
その間にどれだけの子供達と、ご家族が涙していったのでしょう。
長女の命は、先に生まれて頑張った子達と支えた家族、医療に携わる人達の熱意によって生かされてきました。
先天性心疾患がなくなることはありません。
今日も世界のどこかで病気と闘う命は生まれ、亡くなっています。
一人でも多く、一日でも長く、生きていけますように。
医療の進化を願うしかありません。
今度は、自分が生かす側になりたい。
長女は、きっとそれを望んでいる。
いつも隣のベッドの子を気にしていた。
医師や看護師の手の動きをよく見て、いつもいつも笑顔だった。
そうして、病理解剖に同意しました。
続きます。