ゴーストハント/小野不由美 | まみやんの備忘録

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菅田将暉君ファンのおばばのブログです。
最近は本や映画の感想もちょこちょこ増やしてます。

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狼さん、届きましたが・・・
読めない・・・こーいうキラキラキラキラした感じになじめない・・・汗
ので飾っておくことにしますww

決して携帯小説やティーンズ文庫を毛嫌いしているわけではないんですけどね。

というわけでちょうどゴーストハントの最終巻読んだとこだったので
萌えを吐き出してみる。

ゴーストハント 7 扉を開けて (幽BOOKS)/小野不由美

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昔、ティーンズハートなんていう若い子向け文庫から刊行された
小野不由美さんの名作、悪霊シリーズリライト版です。
漫画化されて、アニメ化されたからご存知の方は多いと思いますが
大好きなシリーズでした。

けど、当時私が知った時には文庫版はすでに廃刊。
オクなんかではプレミアついちゃって一冊3000円くらいになってました。
それでも持っていた友人に借りて全巻読めたのですが
ほんとに欲しくてねー、3000円でも買おうかと思っちゃってましたもん。
リライト版が出て、ほんと、嬉しいラブラブ
・・・といいつつ、また図書館なんですが・・・

ティーンズ文庫と侮るなかれ。
ものっすごく読み応え、あります。
主役はごく平凡なお元気女子高生、麻衣ちゃんドキドキ
麻衣ちゃんの学校には幽霊が出るという噂の取り壊し寸前の旧校舎があり
工事の前にそういった不穏な噂を払拭しようと
学校から依頼されて調査にやってきたのが渋谷サイキックリサーチという怪しげな会社。
そしてその代表者がどうみても同世代の超絶美少年・通称ナルだったという・・・

そして他に高野山の坊さんの拝み屋とか、巫女さんとかエクソシストとか霊媒士美少女とか・・・
いっぱい同業者(?)が来ちゃうわけですが・・・

この話のすごいとこはそれぞれが本格的なんですよね。
大体がしてメインの渋谷サイキックリサーチ、心霊研究所なんです。
霊を科学的に解明しようとしちゃうんです。
実際、この旧校舎にも何もいなかったりするんですけれど・・・

でもホラーなんですよ、怖いんですよ。
大好きな話だけれど、もう何回となく読んでいるのに
夜読むのはやめておこうと思っちゃう。
一巻はまだ怖くないれけどねぇ・・・
私的には5巻が一番怖かったかな・・・あ、でも6巻も・・・ううむ汗

でもキャラクターたちが明るいお陰で、めちゃめちゃ笑える部分もあり。
そしていろんな事件の裏には泣かされる部分もあり・・・

もちろん、ミステリーとしてのお話もしっかりしています。

旧作を持っていないので読み比べは出来ないんですが
このラストの7巻、最後は泣けて泣けて・・・。
でも決して暗い終わり方じゃないところに救いがありました。

続編も出てます。


悪夢の棲む家 (上) ゴースト・ハント (講談社X文庫―ホワイトハート)/小野 不由美

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漫画版もあります

ゴーストハント(12) <完> (講談社コミックスなかよし)/いなだ 詩穂

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最初のティーンズ文庫は、麻衣視点の一人称なんですけど、続編は三人称です。
どうやら当時のティーンズ文庫にはお約束があったらしく
「主人公の一人称で書かなければならない」
「主人公は普通の女の子でなければならない」
「恋愛小説でなければならない」
だそうな。これを見て・・・

「え? 恋愛小説??」

と、思ってしまいましたが・・・まぁ・・・広い意味では恋愛小説・・・かな?
恋愛要素も(ちびっとある)ミステリーホラーが正しい気がする。

作者さまは、続編を書かれた後、「ファンの望む物語はかけない」とおっしゃっていたようですが
それは麻衣ちゃんとナルのラブストーリーだったのかな。
うーん、私もそれをちょっと読みたくて、思わず二次創作のHPさまよっちゃったよ。
ステキなお話もあったけれど、やっぱり原作者さまの続編が読みたいなぁ。
恋愛要素、なくてもいいからさ。

その前にリライト版、全巻揃えよう・・・怖いけど・・・汗