新しい家族。 | 新井利佳オフィシャルブログ Powered by Ameba

新しい家族。

今年2016/01/10出会いに恵まれ
一匹の犬を家族を迎えることになりました。

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台北最大の違法ブリーダーが摘発され、300を超える犬たちが保護されました。

前々から、
「今度犬を飼うなら、引取先がない犬を」と、考えていて
ホームページで調べていたのですが、

今回たまたまこの活動に出会い、300匹以上にもなる犬の中
最後の16匹目に当たる犬を引き取ってきました。

違法ブリーダーというと、
環境の悪い中で商業目的に犬たちに無理をさせ、愛情を注がず、いわば道具のように犬たちを扱ってきた。

と、いうのが私のイメージです。

その場を見たわけではないので、これはイメージですが・・・

そのため引き取るに当たっても、

「この犬が何歳であるか」
「病気をもっているのかいないのか」
「成犬なのでもし自分が引き取るとしたらどんなことが予想されるのか」

こんな不安を引き取るときに抱えていました。

多くの種類の犬たちが早々に新しい家を見つけ、引き取られていき
最後に残った16匹のうち、ほとんどがトイプードルでした。

どの子もお手入れがされておらず、毛がのびのびになっていて、毛玉が出来ていて。
ちょっと汚らしく見えてしまからか、もしくはトイプードルがもともと多かったからなのかな。

そんなことを考えながら、
一匹一匹、どのように他の犬と接しているのか、人間が来た時の反応の仕方、遊び方などなど観察し、

その子を引き取るために「Taiwan SPCA」(台灣防止虐待動物協會)の職員との面接を受け、合格したら犬を引き取ることが出来ると、いう仕組みです。

たまたま出会ったこの活動だったので、私はリードもケースも持っておらず、
犬を迎える準備が出来ておらず、閉館時間直前だったので、翌日引き取ることに。



娘たちが年大きくなり、
クリスマスにサンタさんに子犬をお願いすることが、この何年も続きました。
私も小さいころ、サンタさんが子犬をくれたらいいな~と、思っていました。
憧れますよね。

でも、何も準備も出来ておらず、ただ「欲しいから」と、いう理由で子供達に与えてしまうのは私のなかでは無しで、

いつも

「こんな汚い子供部屋にわんちゃんが来たら、間違って色んなもの飲み込んじゃうでしょ?ちゃんと自分のことが出来るようになってからね」

というのが私の答え。


それからも自分で犬の本を読んだり、どうやって育てるのか調べたり。


最近は自分で自分のことを出来るようになり
なおかつ、家族のためにお手伝いしてくれるようになりました。

そんな背景もあり今回の決定に踏み切りました。

子供達にも

違法ブリーダーのところから保護された犬であること。
何かしら、問題があるかもしれないこと。
何歳かわからないから、もしかしたら少しの時間しか一緒に居られないかもしれないこと。
外に今まで出たことがなく、心が不安定であること。

を伝えました。

子供達には引き取る前に「犬が違法ブリーダーから保護されたという」ニュースを
一緒に話し合っていて、
「引き取ってあげたい」との答えだったので、「今度一匹引き取ってくる」と、聞いたときはとても喜びました。


引き取った帰り道、優しく撫でてあげると
目を細めて、舌を出して喜びました。
犬が「嬉しい」と言っている気持ちが伝わってきました。

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(引き取った直後。めっちゃボサボサ)

これから毎日幸せに暮らして欲しい。


ただこれだけです。

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日本にも保健所に保護された犬たちがたくさんいるかと思います。
その一匹一匹にも暖かい幸せな家族が見つかることを願っています。

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