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シテ 観世銕之丞
ワキ 福王茂十郎
笛 竹市 学
小鼓 大倉源次郎
大鼓 亀井広忠
太鼓 小寺真佐夫
地頭 観世清和
鐘が吊り上げられて後、次第の囃子。笛、小鼓の調子で大曲だとあらためて認識。
シテの登場まで緊張感が高まる。
シテが幕ばなれするのに、少し間があったような気がした。それは本舞台に入ってからもしばらくのあいだ、まるで寺へ行くことを躊躇っているようだった。
乱拍子は小鼓が主導権を握っていた。花子はまだためらう。ところが急の舞に入ってから、全く躊躇いが無い。烏帽子を打ち落とし、鐘いりまで一気呵成。
僧等の祈りがはじまってから鐘が上がるまでの地謡が少し緩い感じがした。
鐘が上がってから日高川へ入るまでの執心の凄さは言葉が見つからない。
僧等の祈りに決して屈服していないし、折りあらば又寺へ戻ってくるという意思が見えた。
久しぶりに堪能しました。
面
前シテ 近江女 越智作
後シテ 般若 夜叉作