いぬ子が車のドアを開けたら

素直に乗ってくれていたのは

最初のうちだけだった。

 



ボランティアに行く日は

車に乗せようとしても

逃げ回るため、短い間でも

普段通りの様子でお散歩に

連れていくことにして、

この日につけるエプロンもなしで

ゲートのところまで行った。

 

いつもならすぐに座って

紐を繋ぐまで待っているのに

手を伸ばしたら逃げる。

こうなると厄介。


まさかいぬには曜日の観念など

ないはずだから、どうして今日は

いつもと違うと分かったのだろう。

 

と、気が付いた。

私がいぬ子の水筒を

持っていないからだ・・・!

 

車に乗せて出かけても、いぬ子に

とってはちっとも楽しくないお出かけで、

車の中に長時間閉じ込められ、

お店の駐車場でトイレ休憩だけという

のだから、ドライブは嫌なものという

記憶が確立してしまった様子。

 



最初の頃はいぬおと後部座席で

大はしゃぎしていたものだった。

この頃は喜んで乗っていたのに。

 

これは何とかして、ドライブに

と楽しいこととが結びつくよう

私も努力しなくては。

 

ハワイ島では庭で放し飼いのため、

きかんぼを捕獲するのは本当に大変。