ボストンにいた頃は全米でも

指折りの病院がいっぱいあり、

同じ科の医師が沢山いらして

系列病院も複数あり、医療を

受けること自体には恵まれていた。

 

そしてかかりつけの先生が移動

されることはそれほど頻繁では

なかったし、あっても後任の方がすぐに

病院の方から紹介されてきた。

 

私は持病で眼科に内分泌代謝内科と

乳がん治療後の経過観察と

複数の先生のお世話になっている。

 

ハワイ島へ来て、がんの専門医が

少なく、私が通うことになった病院には

放射線科と小児がんの先生が何人かと

がん一般を診る先生はたった一人

という状況になった。

 

これがこの先生とは意志の疎通が

ことごとくうまく行かず、

後で電子カルテのコメントを

見て、訂正したいことがいっぱい

あるけれど、病院に伝わらないという

不満を持ち、それでも他に選択肢は

ないため、我慢するほかなかった。

 

そうこうするうち、この先生、

本土へお帰りになり、しばらくは

看護師の方に診てもらっていて、

2022年の1月にがんの専門医の先生が

本土から来られてほっとした。

 

長くいて頂きたく、診察の合間に

お子さんがたのこととか、住み心地は

どうだとかの雑談をして、

家を探していて、妻子を学校の休みに合わせて

呼び寄せる予定という情報を得て、

これは大丈夫そうだと思った。

 

その後半年ごとの健診で伺うと

ハワイ島の暮らしには満足なさって

いらっしゃるようすだったが、

 

ある日、お手紙が…。

 

本土に帰るのでという挨拶であった。

2年くらいしか持たなかった。

 

・・・またしばらくは看護師の方に

診てもらうということになる。

 



とにかく新しい病気にならないように

健康には気を付けて暮らしていかないと。