今月のコハラ山新聞、

カウンティが、個人の所有者から

海辺の土地を買い、歴史的な

サイトも含めて維持に努めている

という記事が出ている。

https://kohalamountainnews.com/wp-content/uploads/2023/02/2023-02.pdf

 

固定資産税の2パーセントを

土地購入費に当てることとし、

現在この地域では8つの地域を購入すべく

委員会が働きかけているとのこと。

 

委員会はPONIC

Public Access, Open Space and Natural 

Resources Preservation Commission

という名前がついている。

 

長い名前だが、土地の公的利用、

解放スペース、自然資源を守る委員会と

いう、目的が明瞭である。

 

ハワイ島の美しい海辺の道が

きちんと整備されれば、観光の方も

お散歩に来るだろうし、

住民にとっても使いやすくなる。

そして遺跡を保護することを

優先して頂きたい。

 

さて、うちの近所の海辺の道。

いっとき入口のほんのちょっとの

部分を所有するAさんが塞いでしまった。

 

 

その後、残りの海辺の道を持つ

カーラが敷地内に新しい道を

つけてくれて、今は使えるようになった。

今まではカーラがAさんの所有部分も

芝刈りをしていたが、それもなくなり、

草があっという間にぼうぼう。

 

この道は観光客の方は殆ど来ない。

地元の方でも知らないくらい、私道と

私有地を経た先にひっそりとある。

 

観光の方なら入口に立ち入り禁止

の札があれば、まあそういうものかと

特に疑問は持たないかと思う。

 

しかし、私のような地元の者は

急に使えなくなった事情を

知りたくなる。

 

この人口の少ない街、地元民が行く場所を

塞いでしまったら、たちまち

Aさんの愚行は広まったに違いない。

 

先日、この道を歩いていると、

私の少し先を行く地元の方。

 

堂々と立ち入り禁止の札を

またいで、どしどしと

石で目印をつけたAさんの
敷地内を通って行ったのだった...。