姉と電話で話していて、

日本は10年来の寒波で電車に

一晩中閉じ込められて

大変だった方もいらっしゃると

聞いて、極寒のボストンの

辛い冬を思い出した。


冬のボストン、

ひどいとマイナス三十度くらい

まで下がるので、うちを出て

ドライブウエイに行く時、

息が苦しくなってくる。



鼻毛がたちまち凍るので、

鼻からの呼吸が辛い。

凍った布巾を三回くらい

振り回すとそのまま

凍ってしまう寒さ。


それでも犬のお散歩へは

短時間でも毎日行っていた。



でも犬のリードが凍って

パリパリになるし

犬の爪の間に氷が

こびりついて、痛がる。


2015年の大雪の年、

いつも靴の底に

滑りどめの刃のついた

スノウシューズを

つけて雪の上を

犬を連れて歩いていた。


これ結構重くて

ふくらはぎがすぐに

痛くなってしかも

一歩一歩大きくとるので

速く歩けないという代物。


当時は寒いのが辛すぎて

文句たらたら言って

いたが、今思い返すと

薪ストーブの前で

犬と寝そべったり、

夜に犬とお布団にくるまったり、

そういう時間は楽しかった。


ハワイ島へ来てからは

年中夏で、犬がべったり

くっついてくることは

少ないし、これはいぬ子

の性格もあるかもしれない。


いぬおの子犬時代は

息苦しさを感じるほど

私の後を常について来て

甘えていたのが、

いぬ子は寒く無いから

一人でどこでも寝てしまって

それが物足りない感じ。