うちの犬が倒れてから、数日。

朝のお散歩が辛くなった。











元気にはしているが、心臓が悪いので

当分運動は止められており、

私は一人で歩くしかない。

海辺の道は変わらず美しいが、

見ている私の気持ちは沈んだまま。

犬はどうして連れて

行ってもらえないのか

分からないので、置いて行かれるのを

嫌がる。そこを振り切り出るので

心がチクチクと痛むのだ。


生後2ヶ月で我が家にやって来て、

雪の日も雨の日も積雪が酷い日も

時間を割いて犬と歩いて来た。

犬に引っ張られて転んで怪我や

骨折も何度もしている。


山で転んで岩に顔面から着地、

履いていた冬物のズボンが

破れるほどの擦り傷など、

骨折も含めて犬がらみの怪我は

医療費も盛大にかかった。

5歳位まではエネルギーの

塊のようで、しかも猟犬なので

急に走り出されると大変だったのだ。


過去を振り返るとどの瞬間も、

犬を文字通り心身共に

全力で大切に育てて来た

と思う。ハワイ島へ来てからは

職場に連れて行くので、いつも

一緒にいて、家にいる時は

自由に庭を駆け、最高の環境

を与えることが出来ている。


犬が視界に入るだけでももう

幸せに感じるので、残された時間を

一緒に過ごすことの喜びが一層

大きくなった。


それにしても犬を置いて一人で

見る荒い海。夏の海なのに、

ハワイの陽気さが感じられん。