うちの家がある私道は海で

行き止まりになっていて、

海辺へ抜ける道から海の傍の

舗装されていない

道は海辺のお宅の私有地

ではあるが、散歩道として

一般に公開されている。

 



でもひとけがないことでこの付近が

ドラッグをする溜まり場になったことが

あったと聞いた。私が越してくる前に

海辺へ通じる道には柵と門扉がつき、

監視カメラも備えてある。

 

日中のみ脇の歩行者用の門から

散歩をする人は出入りするようになっている。

 

この門から中は3軒のお宅の敷地が

隣り合っており、土地が崖を含み、

変形しているので、

日本のようにお宅の周りにだけ塀がある

2軒は見ただけではどこから

どこまでが敷地なのかさっぱり分からない。

散歩道を挟んで向かいの1区画は

土地のみで牛の放牧地になっている。

 

最近、アメリカ本土にいる方が

ここを買って、おうちを建てるらしい。

放牧地のため、柵が張り巡らされているが、

この方が測量をしてもらったら

柵も登記上の境界にはないとのことだった。

道の部分もすべてこの方の所有だったらしい。

 

道は片側が放牧地、片側が崖に面していて

果物や大きな美しい樹々が道と崖の間に

沢山植わっている。いつも綺麗だなと

思いながら通り過ぎていたが、

ある時、数本の木が根元から切り倒されて

いるのに気づいて、訝しく思った。