今日はハワイ語の文章を渡されて訳しなさいと
文章は短いし簡単な文だったけど、その中にも色んな法則があって、へーへーへーの世界でした
そしてクムがこんな話をしてくれました
今日は’oiwi(本当はoの上にカハコーが付きます)という言葉を教えてもらいました。これはネイティブという意味でmaoliとほとんど同じ意味だそうです
ハワイ語の勉強だからネイティブハワイアンという意味で使っています
この言葉からハワイ語で骨のことをiwi(イヴィ)というのだそうです
クム曰く
ハワイでは人が死んで身体が朽ち果てても最後に骨が残るでしょ、だから骨はとっても大切と言われてるんだよで、その骨にマナが宿るんだよ。
だからハワイでは建設中の土地から骨が出るとまず建設をストップして祀って骨をリスペクトしなくちゃいけないんだ
で、私思い出したのが、カヴァイアハオ教会のニュース
ハワイでもこの教会は有名で観光客もたくさん訪れますが、ここに多目的ホールを建設しようとしたらたくさんの骨が発見され建設が中断していました...が、結局この建設はストップすることになった
というニュース
これをクムに話すと、そうそう、長い間論争してたんだけど、結局ストップになったねーと
今の時代骨が発見されると建設自体がストップしてしまうことが多いそうですが、昔はもう少し緩かったんだとか...
50年ほど前、クムのお家の裏庭から骨が出て来ました で、骨はもちろんリスペクトしなければならないけど、どうすれば良いのか分からない
そこでカメハメハスクールに連絡したそうです
そしたらカメハメハスクールの人たちが来てくれてそれを発掘してカメハメハスクールで祀ってくれたんだそう
実はアラモアナの近くにあるウォルマート
あそこからも骨がたくさん出ているのだそうですが、骨を移して他の場所で祀っているのだそうです
カメハメハスクールには沢山の骨が収集されているんだそう
今は骨が出ちゃうとハワイアンルネサンスの強い影響からか建設中止近づいちゃダメーっていう人が増えて大変なんだそうです それだけネイティブハワイアンの声が届くようになったと考えれば良いことでもあるよね(建てようとしていた方はたまったもんじゃないけどね)
カヴァイアハオ教会の場合は相当な量の骨が出て来てしまったので建設中止もやむを得ないのでしょうね
で、この骨(iwi)にマナが宿ってとても重要な意味があるからネイティブの源になっているんだよということで、’Oiwi(ネイティブ)という言葉のなかにiwi(骨)が入っているんだそう
こういうクムのお話がとっても楽しくてあっと言う間に時間が過ぎていきます
あと、もう一つ面白かったのが、アメリカで例えばテキサスに住んでたらTexan, カリフォルニアに住んでたらCalifornianなどという言い方をするんだそう
で、その法則でいうとハワイに住んでる人をHawaiianというってことになるんですが、ハワイではその辺がデリケートな問題でHawaiianはネイティブハワイアンを指すので、ただ住んでるって人をHawaiian とは言わないよねーって話しから、クムに質問を受けました
日本語でネイティブハワイアンとかネイティブアメリカンってなんて言うの
おーそう来たか
たしかにそんな疑問が出るのも分かります
が、そもそも日本は一種類の人種(厳密に言えばアイヌや琉球の血を持つ人もいますが)なのでネイティブっていう概念がないんだと思う。一応「原始」という言葉はあるけどそれを使うことはないので、日本語でもネイティブハワイアンやネイティブアメリカンを使いますと応えました
原始ハワイ人とか言わないもんね
ネイティブアメリカンのことをインディアンて昔言ってたけど、それは良くない言い方として無くなったのはアメリカも同じだしね
言葉って面白い
ただ言葉って言っても国の歴史や文化の違いで存在する言葉があったりなかったりとっても感心しまくりのハワイ語クラスでした
楽しかった