タマスは激怒した。
ぜえ…ぜえ…
必ず、ガチャガチャは対象年齢を確認してから遊ばせねばならぬと決意した。
「うわーこれフィギュアじゃないわ！組み立てないといけないやつ！15才以上の人しかやっちゃダメだって…」
「かあちゃん何才？」
「…31ちゃい」
「いけるやん(╹◡╹)！」
「(;´д｀)」
タマスにはプラモやロボの構造がわからぬ。
タマスは、生粋の少女趣味である。
お人形を着せ替え、お絵かきをして暮して来た。
けれども製作活動に対しては、人一倍に熱心であった。
「（一部組み立て）」…って一部どころじゃない！何も考えずランナーから部品を手でねじり切ったためバリが邪魔で部品がうまくかみ合わないことに気付き、途中からペンチ参戦。
なんて雑な初心者に厳しい説明書…てかあれ？この写真の完成図と実際入ってるやつ違くね？ええええどうしよう…
とりあえずここまではフィーリングで組めたものの、関節パーツはともかくとしてなんで腕らしき部品が8本もあるのさ！？どれがどこなのかさっぱりわからん！！
完成図みてもカッコイイポーズ＆角度で撮ってあるせいで肝心な部分が全然わからないよ…！
「…もうこれでよくない？わーい٩(๑❛ᴗ❛๑)۶って感じでかわいいよ」
「あかんー(｀Д´)！」
〜20分後〜
ぜえ…ぜえ…
できまし…た…
所要時間なんと合計1時間半。
プラモなめてた…
どこに何の部品を入れるのかもわからないし、ポールジョイントの凸が凹にうまくはまらず指やペンチで力任せにやろうとして部品が何度も彼方へ飛んでったり、手を負傷したりするという…
左手に持ってる銃が曲がってるところにタマ氏のヤケクソゴリラパワーが伺えます。
おかげでよく見ると、部品キズだらけ。
苦労させられた腕パーツ、銃はともかくとして、蝶々の羽か風切羽みたいな飾り？の部分はなんのためについてるのでしょうか。
背中ではなく二の腕的なとこについてるからたぶん飛ぶためのものじゃない。
これあるせいで重くて動かしにくそう。
↑責任転嫁の恨み節
R15のオモチャさえ満足に組み立てられなかったことにより、私って実は31歳じゃなくて13歳だったのかもしれないという可能性が浮上してきました ←
細かいパーツが多いのでダイが寝てる間に…と5時起きで朝の用事を済ませてやってたのに、完成する頃には夫も子供達も起きてきていて
「俺こんなん好きやで」
「せや…夫に頼めばよかったんか…」
と気付いたのでした。
教訓：何事も経験。
そして朝必死のパッチで組み立てたのに夜にはもうバラッバラになってました。
母は、（まぁ想定内ではあったものの）ひどく落胆した。
製作（つく）れタマス 〜完〜
そのうちボンド接着してやるからな…覚えとけよこんにゃろー ｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡
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