久々に脚を伸ばして眠れる幸せを噛み締め、朝!

ゴミ出しして、急いで支度して、キョウの手をひいて通勤ラッシュがおさまり始めた電車で病院へ向かいました。

母にダイの夜中の様子を聞くと、
「絶食開始前に最後のミルク飲ませてしばらくしたらめっちゃ吐いたよ。そのあとも何回か戻してた」
と言っていて、なんだろう…しばらく絶飲食だからってちょっと飲ませ過ぎたかな…
と思っていたら、少し下痢もしていたから念のためオムツを感染症の検査に回しているとも言われ…

嫌な予感。

母とキョウが病院を後にしてしばらくして、ダイがうんちをしたのでオムツを替えようとしたら…

くっさい!
腐った魚みたいな臭いする!!
ますます嫌な予感。

オムツを替え終わって洗面台で手を洗っていたら、T先生が慌てた様子でやって来て

「ノガミさん!オムツの検査結果出たんですが、大変です、ノロウイルスでした…」

いやああああああああ!!!
なんてこと!!!


当然、このあと予定していた脳脊髄液検査は中止。

さらに、病棟も感染症治療の隔離病棟へ移動。

ダイのお世話をするときは、マスク、ビニールエプロン、ビニール手袋を装着。

同じ病室に入院していた子たちは、「ベッドから一歩も出ちゃダメだよ」と言われたり、明日退院の予定だったのに急遽本日退院して行ったり。

ベッドから出ちゃダメって言われていた子とはちょっと仲良しになっていたのですが、病気の治療中で免疫力が低下しているのもあってか私と触れ合うことも危険と判断されていたようで、何かあるとすぐ看護師さんがすっ飛んでくるほどの警戒っぷり。

感染防御とウイルスの封じ込めを徹底するのは病院としては当たり前のことなので、頭では理解できるのですが…なんだか病原菌扱いというか、私たち煙たがられてる?なんて被害妄想のようなものに取り憑かれてしまって、肩身が狭かったです。
他の患者さんの迷惑になっているっていう負い目をなんとなく感じていたから余計に…心が弱ってるとロクなこと考えないよねほんと…


ただ、ここまで徹底したおかげか、後で聞いた所によると元の病棟では他の感染者は出なかったそうで、ホッとしました。

それにしても、一体どこからやってきたノロなんだろう…
私はもちろん家の者もノロじゃなかったし、外から帰ったら必ず手洗いとアルコール消毒(ノロには効かないけど)をしていたのに、どうして…

目に見えないやつらなので犯人探しできませんが、厄介なことになりました。

なんでこんなに、悪いことばかり続くんだろう。


さらに悪いことに、感染者隔離病棟は付き添い不可…つまり面会時間が終了したら出て行かなくてはいけないのです。

病棟の引越しが終わり、荷物をある程度整えたら、ダイの吐物にまみれたタオルや服もたくさんあったので、それを持って私は帰宅することになりました。

「じゃあね、ダイくん。かあちゃん明日また来るからね。それまでひとりでちょっとさみしいかもしれないけど、ごめんね。」

と言って帰ろうとした瞬間、何かの糸がぷっつりと切れてしまったようで、涙がぶわーーーっと出て止まらなくなって、ベッドの柵に掴まりながら号泣してしまいました。

なんでなんだ。
せっかくここまで来たのに。
一刻も早くてんかん治さなきゃいけないのに。
ノロなんかなってる暇ないのに。
こんなちっちゃいのに知らない病室でひとりぼっちなんて。
なんでうちの子ばっかりこんな目に遭わなきゃいけないんだ。
お腹痛いだろう。心細いだろう。
帰りたくない。置いていけない。

いろんな気持ちがぐちゃぐちゃになってあふれてしまって、止められなかったです。

でも、帰らなきゃいけない。
車で迎えに来てくれた母はもうすぐ到着するし、ここの病棟はどんなにお願いしたって私は泊まれないだろうし、ダイを連れて帰ることもできない。

割り切れ。
看護師さんにお任せするしかない。
点滴もしてるし、間違いなく家で看病するより安全なんだから!

涙でぐちゃぐちゃの顔をティッシュで拭いて、マスクとメガネをつけて、ナースステーションの看護師さんたちに挨拶をして、病棟を後にしました。

車の中でも泣いて、後ろ髪を引かれすぎて頭ハゲそうになりながら帰宅。
明日の13時が待ち遠しすぎる…