「意識高い系」
こんな言葉をよく耳にする。
実際に言われたことも何度かある。
そういう考えの人は高校生~社会人には少なくないだろう。
大人にも
「学生は学校の勉強をしていればいい」
とか
「学生のくせに生意気な」
と言われる、そういう顔をされることがある。
あなたも誰かに対してそう思ったことはありますか?
あなたもこの言葉を誰かに使ったことがありますか?
今回は初めての記事だから問題提起をしてみようと思う。
ほんのちょっと長いかもしれないがこれを読んで
あなたの考えがもしかしたら変わるかもしれない。
馬鹿らしいと思ったなら、ページを閉じることをお勧めする。
僕は今20歳で、要するにバブルが弾けて
間もない頃に生まれた世代だ。
つまり経済が上り坂だった時代を知らない。
黙っていても給料が上がったり、勤続年数に比例して
昇進できる大人たちを見ていない。
「若者の○○離れ」という言葉を聞いたことがあるはずだ。
それは例えば自動車だったりブランド品だったりする。
「ゆとり世代は悟り世代だ」という言葉も
知っている人はいるだろう。
報道番組で「オジサン」や「オバサン」たちが真面目な顔をして
それを議論しているのを見ても若い人たちは気に留めない。
これはとてもシンプルな問題だと思う。
若い世代は自動車を買うお金がないし、ブランド品の持つ
ステータス性にも必要性を感じないからだ。
自動車普通免許の取得率は下がっていないし
レンタカー業界のマーケットはどんどん拡大している。
自動車は必要でもその所有には惹かれないのだ。
経済がどんどん上向いてブランド品がもてはやされていた時代。
当時その真ん中にいた現在40~50代の大人たちが今、電車の中で
疲れ果てた顔をしている(という印象を僕らは持っている)のを
僕らは日常目の当たりにしている。
その僕らがブランドのステータス性に価値を見いだせようはずもない。
僕と同じ世代なら、あなたも共感するはずだ。
だが日本の若年層(ここでは29歳以下を指す)の人口比率は25パーセント。
社会の主導権を握っているのは依然として「オジサンオバサン」世代だ。
もちろん全肯定はしないが
「若者には夢が無い」とか「向上心が無い」と言われた若者世代が
反感を持ったり疑問を呈したりするのは十分に理解できる。
村上龍の言葉を借りれば
「モノはあっても、希望だけが無い」世界に生きているのだから。
ここで最初の話に戻ろう。
では、それだけ現状の危機意識を持ちそうな僕らの世代が
どうして、「意識高い系」という言葉を使うのだろう?
これには根源を同じくする二つの理由がある。
そしてまた一つの行動に収束していく。
先に述べたとおり、大学生、もしくはその年代である僕らは
生まれた時から不況の只中にいる。
では体験として不況を感じたことがあるだろうか?
実際、無いのでは?
もちろん例外は常に存在するが、大学生の大半は
住む場所、衣料品、食事に本当に困ったことは無いと思う。
親のお金で義務教育を受け、高校に行き、大学にも入学する。
中には学習塾や予備校に通ったことのある人もいるだろう。
大学進学を機に一人暮らしを始めて生活費を自分で出すにしても
アルバイトをすれば基本的に問題なく暮らせる。
ある調査では大卒の就職率は69.8%だったそうだが
仮に就職をしなくともフリーターとしてアルバイトをしていれば
なんだかんだ生活できている現状がある。
それでも漠然とした不安感がある。
それでもなかなかアクションを起こさない。
先ほど述べた「根源を同じくする二つの理由」とは何か?
根源は
「どうせ社会は、現状は変わらない」
そして理由が
「だからどうしようもないだろう」という「諦め」
「だからどうせ大丈夫、今の現状は維持されるしなんとかなる」
この二つではないだろうか?
それが「意識高い系」という「現状に疑問を呈する危険因子」を
排除するひとつの行動に収束していく。
多分これは政治に対して無関心な人が多いことにも
言えるだろうと思う。
思考を停止していたほうが楽だ。
よくわかる。
僕は決して
「とにかく危機感を煽ればいい」と思っている類の人間ではない。
日本は衰退期真っただ中にある。
その根拠は長くなるので今回は割愛するが
「なんとかならなくなる」社会は確実に迫ってきている。
学歴はもう通用しない。
学歴が通用する企業は今後衰退していくだろう。
就活の在り方も企業の採用基準も当然変わってきている。
衰退する日本に於いて今も光っている企業は
「労働力」ではなく「価値を創造できる人間」を求めている。
「価値を創造できる人間」になろうとするか
そういう人間やこの記事を書いている僕を笑い飛ばすかは
あなた次第だ
ここまで読んでくれた人、ありがとう。
あなたもし別に変わる必要が無い、くだらない、と思わないなら...
あなたにとって価値あることを
ここで得てもらえるような記事を書いていこうと思う。
_____________
.
