早速2回ほど鑑賞してきました。


1回目は視聴時間が短めだったので、ちょっと嫌な予感しましたが、案の定端折って駆け足なシーンが散見しました。
カットシーン多くてテンポが良いのがモノノ怪の良さですが、省略するのはちょっと違うんじゃないかと思いました。

折角の3部作映画のラストなので存分にやってほしかった気持ちがあります…。

今回のモノノ怪の質と量なら、120分作品でよかったと思います。
中盤〜終盤にかけては、展開が速すぎてめちゃくちゃ頭を使いながら見ました。
ですが泣きどころは流石モノノ怪、絶対用意してくれてるので今回も面白いんですよ。



評価は星四ですね。

火鼠>唐傘>蛇神の順です。


2回目でようやく物語を理解できた時に、ちょっと面白さ増した!って感じでした。

本日、映画を見に行った足で小説も購入したので、其方を読み考察を広げていく所存です。



以下、ネタバレありの個人的な解釈混じりの考察です。

主に、情報量を整理するためにメモした物なので全然間違いもあると思います。気をつけて。











・物語の全貌

全て、愛がテーマでしたね。

●唐傘

大奥のために、大切な人を切り捨てなければならない。

●火鼠

大奥のために、我が子を殺さねばならない。

●蛇神

大奥のために、愛する人を切り捨て子供を犠牲にし、自分の気持ちを押し殺さねばならない。

(フルコンプの地雷原)

●結果

劇場版のモノノ怪は、大奥のために犠牲になった1人の人間の終わりの始まりに過ぎなかった。
いつどこで、何が起点でモノノ怪になってもおかしくなかったように思います。
取り替えた子が泰平の世のために犠牲になるなら、そりゃ堕ろしてモノノ怪になってしまった火鼠の犠牲は何だったんだとなりますよ。
下っ端から上澄みまでこんな理不尽が沢山あるんですからね。

アヤカシが人の情に触れモノノ怪になるなら、この健全ではない集団が生み出さないわけがないんですよね。

すべての起点になったモノノ怪である蛇神の憎む果てが、政を執り行う組織だった。
そして人の理を飛び越えたモノノ怪は、関係のない人間すら呑み込んでしまったということですね。

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●人物考察

お水様≫天局

組織側の人間。
他人も、自分すら殺して国に身を捧げた。
所謂、合成の誤謬の代表者ですね。

唐傘で歌山様が代表者責任で死亡しましたが、彼女は完全上位互換のプラスアルファで腹に一物抱えてるやべぇお人。正しくもあり間違っている。


唐傘で、大奥に入る者達が自分の大切なものを捨てるというのは、この人から来てるのかな?
大切なものを捨てて大奥に仕えるというのは、どう考えても不健全なので、何れ崩壊する運命であったと思います。

皆が皆、必要だからと割り切れないよね。
始めは美味しそうだったお水が(回想なのでこれも天局の主観にすぎないのかもしれません。)
長年の影響で水が臭っているのが証拠だと思います。
ていうか、何時から始まったかも分からん死体遺棄とナマモノも物でも捨てるようなきったねぇ水飲みたくねぇ…。
日が経ち慣れてもえづくような水を、水光院がすべてが終わった後に湧き水から汲み上げ飲んだ時に美味しいと感じたのは、新生した世界(組織)だからだと思います。


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3代目御台所≫3部作モノノ怪の代表。

天局とは真逆の感情に生きる側の人間。

彼女も間違ってはいないんですが、組織という歯車になるには不適切な人間であった。

(おフキとボタンがいい感じの凹凸コンビだとしたら、この二人完全に水と油だわ。)


だから自滅し、モノノ怪になってしまった。

でも、これもう少し皆の真心があればこうはならなかったですよね。

天子様がもう少し心の内を明かしていれば、こうはならなかった。
天局がもう少し配慮していれば、彼女は死に目に立ち会えていた。

組織のためとはいえ、色んな女性と後継を作らないといけなかった。
天子様の鼻が腐り落ちてるので、これ恐らく梅毒ですよね。仕方がないと取った選択が尽くリスクにぶちあたることになっている悪循環。

百何十年と続くこの狂った歯車が、国の頂点だったため民衆もまた狂っていく。
合成の誤謬ですね。だれも間違えてないのに、そうせざる得なくてというやつ。

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・モノノ怪たちについて

蛇って水のイメージがあったんですが、モノノ怪たちは尽く水を嫌っていましたね。
唐傘▶水を弾き、水を吸い取って渇いてしまう。
火鼠▶水を被り逃げる人すら業火で焼き尽くしてしまう。
蛇神▶水を嫌い逃げる。本体は近寄れないから他のモノノ怪に全部けしかけさせる。

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・薬売りについて

薬売りってやっぱり違う世界線にいる感じですかね。
彼が顕現する前の彩度と、劇場版世界線の彩度が全然違うし画風も変わっていたので。
声優さんが変わらずなのも良いですが、そういう世界だと考えたら同じ声優さんたちがいる理由がわかります。

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・溝呂木家と天子様について

天子様って、結局溝呂木家の血筋の子に成り代わったということで良いのかな。
3代目御台所時代の溝呂木の足元に例のオレンジの花が散っていました。

現御台所が、死産した時に散った花と一緒です。
血筋で大奥を縛るようにしたんだね。

子供時代の北斗が祭壇で例の丸薬飲まされていたので、生殖機能は無いのかな。祭司とはいえ、宦官みたいな感じか。
じゃああの子供達は?となってしまうから万が一死産があった場合や、現天子と現祭司に何かあったとき直ぐにすげ替えられるように用意されたスペアなのかと考えてしまう。
あの薬飲んで去勢してしまえば、跡継ぎ残せないから子供を二人用意してる説も提唱しとこ。


溝呂木家はまだまだ謎が多いので、小説で何か判明すればいいんですが…。



●結論

また今度、映画見に行きます〜。

ボチボチ更新してきます。同じように考察してくださる人がいたら嬉しいな。