会社の窓から、遠くの山がとても綺麗に見えていました。
夕方になって西側の窓の棚の上で作業をしていると、山に沈んでいく夕日がとても綺麗で、稜線がはっきり浮かびあがって、見とれる事があるくらいでした。
でも・・・昨年からマンション建設工事がはじまり、そろそろ完成しそうです。
山は全く見えなくなってしまいました・・・。
あ～いい景色だったのになぁ。
殺伐とした会社で、あの夕日が沈む山を見れたときが、とても癒される瞬間だったのになぁ。
なんて残念なんだろう・・・。
と一人で残念がっていたのですが、先日同じ窓辺で一緒に作業をしていた人に、
「山が見えて気持ちよかったのに、マンションたっちゃって何も見えなくなっちゃったね～」
と何気なく言ってみたところ・・・
「え？そうだった？山？」
！！！！！！！！！！！！！？
１０年間一緒に働いていた人で、最近入社した人とかじゃないんです。
なのに、そこの窓から山がとーっても綺麗に見えていたことを知らなかった！？
１０年間！？
なんだかヘコみました・・・
そこの窓辺には書類をしまう棚があって、誰もが一日に何度もそこの窓辺にはいくはずなんです。
ここで働いている人はみんな山が綺麗に見えるなぁ、と思っているもんだと思っていました。
都会で働いているのに、こんな景色が毎日見られるなんて贅沢だわぁ、と思っているもんだと思っていました。
まぁ、その感情に大小があるのは当然ですけど、まさかそこに山が見えていることに気づいていない人がいるなんて、思いもしませんでした。
ということがあり、自分が当たり前だと思っていることが当たり前じゃない事って、もしかして想像以上に沢山あるんじゃないか！？と最近考えています。
原発事故が起きて、酷い目にあっている人が沢山いる。
故郷を奪われ、全てを奪われ、外で遊ぶ事も出来なくなっている子ども達がたくさんいて、窓も開けられない生活をしている人がいまだに沢山いて、不安でたまらない生活をしている人がたくさんいて、たくさんの動物や植物や自然の命が奪われ・・・
こんな酷い事が起きていて、「騙されてきた」という言葉はあまり好きじゃないけど、実際、安全神話に騙されちゃってきた自分達の自己嫌悪とか、そんなこんなで、「原子力ムラ」の人間じゃない、一般国民は当然原発反対するに決まってると思いました。あの事故の直後は。
でもそうじゃないですもんね。
電気がたりるとかたりないとかいまだに言ってる。
山がそこにあることにさえも気づかない人は、
「わー！山がキレイ」「海がキレイ！」「自然って素敵！」といちいち思わないってことですよね。
そういう人に原発が地球や自然や動物や人間と共存できるものではない、って言う事を説明したって、「だって電気たりないと不便じゃん」って言われそう・・・。
でもあきらめない！
原発絶対反対！！
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政府が原発依存度について国民に意見を募集しています。
何もしないと賛成したことになってしまいます！
パブコメしましょう！！
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８月１２日１８時まで！！
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