「紅麹サプリ」での健康被害で思う事(4)

 

「紅麹サプリ」での健康被害で、そもそも、何故にそのサプリを摂取するようになったかを想像すれば、なんとなく思い当ることがあります。

 

健康診断などでの血液検査で、「悪玉コレステロールの比率が高いですね。」と、お医者さんから言われ、「HDL(善玉)コレステロールと悪玉LDL(悪玉)コレステロールの比を適切にするようにした方が良いです。」と、食事や運動する事の指導を受けた人は大勢いた筈です。

 

HDL・LDL比の改善とは、LDLコレステロール÷HDLコレステロールと計算されます。

 

LH比が2.0を超えると動脈硬化が疑われ、総コレステロールが正常値でもLH比高い場合は注意が必要といわれています。

イメージはこんな感じですが、LDLが血管内に増えてしまうと毛館壁が厚くなり、動脈硬化を起こします。

 

 

改善策は、バランスの良い食事と適度な運動ですが、簡単な事の様で、生活習慣は変えるのが困難な人は多い筈です。

 

その人たちが目にするサプリ、広告はネット上にもあふれています。

 

 

実は、医薬品でLDLコレステロールを下げる薬剤は存在しております。現在では、これが唯一のものと考えられます。

レパーサ(エボロクマブ)と言う注射薬で、4~2週に1度自己注射を行います。

(PCSK9阻害薬は、血液中のLDLコレステロールが生まれつきの体質で増えてしまう家族性高コレステロール血症の治療薬)

 

この注射薬は、ゆっくりと投与するために特殊な機器を用います。

注射薬を仕込んだ機器(オートミニドーザー)を、皮膚に張り付け、5分かけて皮下に投与します。(1回使い切り)

 

これと同じような効果をサプリ(食品)に期待するのはどうかと思いましたが、サプリを摂取する人は「効果が有る」と思っての事と考えられます。

 

サプリの広告を見ると、薬機法(2014までは薬事法)違反スレスレの表現で、いかにも病状に対しての効果が有るかのように思ってしまう表現を用いています。

かくして、「紅麹サプリ」を選択し、健康被害にあった方々はお気の毒としか言いようがないです。