ロレックスが消えてしまった。

 

多分、20年以上、何らかの事情以外は、我が左手首から離れることのなかった愛用の時計。

ロレックス・デイトジャスト16263・通称「サンダーバード」

 

特別の事情とは、他の時計で外出する都合があった場合(年に数回?)とか、オーバーホールに出している間とか、風呂に入る時だけで、それ以外は寝ている間も外すことが無かった愛用の時計が消えてしまいました。( 隣に女性が寝ているときは外しています)

 

元々は大好きな時計でもなかったのですが、実用性は断トツです。

手荒に扱っても、多少の傷がついても頑強無比で、時計としての信頼性も充分です。

棚の中に手を入れたりする作業でも、何かを持ち上げる時にぶっつけたりしても、水の中に入れたとしても安心できる時計は、これが一番です。仕事用には、最高です。

 

そんな訳で、家の中でもつけっぱなしだった時計が消えるとは。

 

実は、その過程の記憶があいまいなのです。

 

幸いなことに、消えてから4日目に、整理箪笥の引き出しの中で見つかりました。

見つかるまでの3日間は、社会人になった時(50年前)に買った手巻きのロレックスを腕にを付けました。

この時計の方が長期間左腕についていましたから、こちらの方が愛着があります。

 

「家の中にあるから、そのうち出てくるだろう」と言う事で、女房も騒ぐことはありませんでした。

 

因みに女房も普段はロレックスです。

 

結局出てきましたが、何故引き出しに入れたのか、その過程の記憶が曖昧なのです。

 

年のせい?

拙い記憶の中では、日差何秒かを確認するため、正確な時間合わせで腕から外した。

その後、睡魔に襲われ、2階の寝室へ時計を持って行った。

 

此処がおかしい。

何故「腕にはめよう」と思わなかったのだろうか。

 

昼寝の後も、枕もとの時計を手に持ったまま、猫の世話をしたり、外に出て、物置に入って探し物をしたり、その間、時計は手に持っていたと思います。

腕に付けようとは思わなかった様です。

 

脳の血管が詰まり、思考回路の一部に障害が起きたか、だとすれば、機能が低下したままなのか?

それとも、その近くに別の回路が生成されて回復しているのか?

 

今後、こんなことが起こるたびに、傍目にも機能障害が分かる程衰えていくのか?

 

注意するに越したことは無いですが、宿命(さだめ)なら受け入れるしかないですね。

さだめ(宿命)じゃ