「サプリ」とは何なのでしょうか

 

そもそも、「サプリを摂取する目的は何でしょうか」と、問われれば、「健康目的」「痩せたいから」など、何かしらの効果を求めてとの答えが返って来ます。

 

効果を求めるなら医薬品を選択するのが王道なのですが、「緩やかな効果の方が良いから」と、弱めの効果の薬の位置付で摂取する人が多いように思われます。

 

中には「何年間も薬を飲んでいるが良くならないので、こちらにしてみようかなと思って。」との、薬より効くかも知れないとの勘違いしている人も居たりします。

 

そして、サプリの肩書を見ると、いかにも何らかの疾患に効果が有るかのように思わせる記載(イラスト)が載っていますが、医薬品でないものは効果効能を謳うことはできず、また、特定の部位や症状を表記することも違反になります。

 

平成年代に摘発された例です。

 

 

そのため、パッケージやチラシなどに「治る」「脳」「関節」「がん」「糖尿病」などの記載があるサプリメントは薬機法違反と判断される可能性が高く、自治体によっては脳や関節のイラストでも違反となることがあります。

 

今時店頭で見かけるサプリには、以前「違反警告」のあったものと変わりないと思われるキャッチコピーが目につきます。

 

大丈夫かな?と思われるような表現も、右の解釈の通り、当たり前のことを述べているだけです。この商品の説明ではありません。

「このサプリでALT値が改善」と記載すれば違反になりますが、この例はセーフです。

 

微妙な表現の違いでセーフになる事を、製造者・販売者側は承知の上なのです。

 

不安な場合には、問い合わせれば、一般の人には区別のつかない微妙な表現、言い回しなどを行政が教えてくれるのです。