不味さでは他を圧倒した タヒボベビーダ ご存知ですか。
4分の3世紀の記憶の中で、これほど不味いものは無かった。
おそらく、人生を終えるまで、これ以上のものに出会う事は無いと思います。
30年ほど前に、JR東海の新幹線駅の自販機で発売されていた『タヒボベビーダ』。
「アマゾンの健康飲料」と書かれていたので、何らかのお茶ならと何気に買った。
「本邦で入手できるあらゆるお茶を飲んだ」と自負してはいたが、このドリンクは全てを圧倒していた。
「不味い」。
どんな味かと負えば、密林の腐った木に囲まれ、腐った木が底にも堆積している淀んだ沼の水のイメージでした。
1度口にしただけで、その名前が忘れられない。
強烈な印象でした。
最近、ネットで調べたら、殆どの人は「最上級の不味さ」と言う中で、「美味しい」と言う人もいるのには驚きましたが、人それぞれですから、とやかく言うつもりはありません。
『タヒボベビーダ』は、結局数年で販売中止となりましたが、初めは「不味いから人に飲ませたい」などの好奇心で、一定数の需要が有ったと思います。
ある少数を除いては、2度と飲みたくない人が圧倒的多数を占めた筈ですから、知れ渡る程に売れなくなったと考えられます。
不味いことを売り物にした『ジンギスカンキャラメル』は発売以来長期間順調に売れています。
確かに美味しくありません。
でも、「2度と口にしたくない」というほどでもありません。
目の前にあれば、口に入れて「やっぱり美味くないな」と笑うレベルです。
圧倒的なレベルの違いだった『タヒボベビーダ』。
もはや伝説となってしまいました。
知ってる人が少数の伝説てか