今年の釣り収めになりました
急に寒くなったので、岩魚の骨酒が登場です。
元々小さな魚体に尾が焦げて無くなったので貧相ですが
その骨酒に使った岩魚で甘露煮を造りました。
良く酒の浸みた岩魚を酒と味醂、醤油だけで煮込んだもので、出汁を使わなくても、煮汁がほとんど残らない様に煮込むので、なかなかの出来栄えとなった。
甘露煮とは言え、砂糖を使わないからしつこくなく実に旨いです。
ここで登場の小振りの岩魚は、今年の釣り収めとなったもので、元々は釣りが目的で出かけたわけではなかったのです。
一応9月の最終週釣り仲間と「釣り収め」の予定で、定宿を予約していたものの、それぞれの都合で人数が集まらず、宿を一旦キャンセルしたものの、日頃から「銀山温泉を見たい。」と言っていた家内のご機嫌取りを兼ねて、定宿が「銀山温泉」に近いことも有り、1拍だけでドライブがてら出かける事となった。
定宿に入る前に「銀山温泉」に立ち寄ると、連休明けの平日にも関わらず人出は多く、賑わっていて、家内は温泉街の景色を写真に撮ったりでご機嫌だ。
温泉街の真ん中は川が流れており、魚が泳いでいる。
ここで竿を出したら、いくらでも釣れそうだが、ご法度なのは確実で、眺めるだけにとどめる。
ここで昼食だったが、何処も混んでおり、休日はどんなだろうかと思いながら啜った蕎麦は結構美味かった。
銀山温泉を離れ、おなじみの川を覗いたりしたが、家内は、早く宿について温泉に浸りたいとの事なので、釣りは諦め、宿に向かう。
定宿にしている所は、リゾートホテルの様相で、高級感が有るものの、実は格安で泊まれる。
それが、今回は「地元割引補助」と「県民割」がダブルで使え、申し訳程度の料金に、「地域お買物券」が2人で4千円頂戴でき、申し訳ないと思いました。
温泉付きの建物、食事共に、この値段で良いのかと思えるのに、更なる格安料金と、
地元の白ワインも美味かった。
翌日朝食後に、ようやく釣りのチャンスが訪れた。
とは言え、出発前までのわずかな時間。
遠くまではいけないので、ホテル敷地内の、キャンプやバーベキュースペースの脇を小さな川が流れている。
少し上流に行けば、確実に釣れることは分かっているが、茂みを漕いで到達する気力も時間もない。
小さな魚体なら釣れた実績のある、運動靴でいける範囲のポイントらしきあたりに竿を出す。
餌に持ってきたのは「ブドウ虫」だが、前回・6月に使用した残りを冷蔵庫に入れておいたが、半分以上生存していたのは大発見と共に、ラッキーだった。
水が少なく、小さなポイントしかないので、「無理かな」と思ったが、小雨がポツリと来てから、小さいながらも釣れた。
本来ならリリースサイズだが、「食べればこのサイズは旨い」のが分かっているのでキープ。
もう帰らなければ、の時間になってもう1匹釣れた。
小さい方は、岩魚には違いないが、パーマークとも見える黒ずんだ魚体で、変種にも見えるが、山形県の川では、典型的な模様以外のものが混じる傾向があるとも聞いていたので、気にしない事に。
持ち帰って素焼きにして冷凍保存していたが、1週間を過ぎて急激に寒くなり、「夕食は熱燗で」と思い立ち、解凍した後骨酒にした。
小さくても充分に骨酒として楽しめました。
骨酒に使った魚は、その後時間をかけて甘露煮に、旨かったのは冒頭に書いた通りです。