今日8月3日は
はちみつの日だそうです
そこでミツバチたちのことを
あらためて調べてみたら
なんだか少し自分達のことを
考えるきっかけになりました
ミツバチの社会は
とても緻密で
とても厳しいです
ひとつの巣に
女王蜂が1匹
オス蜂が数百
あとはほとんどが働き蜂
蜜を集めて飛び回るあの姿は
すべてメスの働き蜂たちなんだとか
そして面白いのは
同じ卵から生まれても
与えられるものの違いでその後の
人生がまったく変わってしまうということ
ローヤルゼリーを
与えられ続けた子は女王蜂に
そうでなければ働き蜂に
どちらもその「運命」を
選ぶことはできないようです
人間社会も
どこか似ている気がしますね
生まれた環境
育った家庭
与えられた教育
刷り込まれた常識
小さい頃に与えられたものによって
その後の人生が大きく決まってしまう
その積み重ねの中で
「こういう人間になるべきだ」と
気づかぬうちに決まっていく
でも本当に
その「与えられたもの」だけで
人生は決まるのでしょうか
ミツバチは一生のあいだに
役割を変えながら生きます
寿命の中で加齢によって仕事が
変わっていく「日齢分業」というそうです
掃除
育児
巣づくり
そして最後の10日ほどだけ
外へ出て蜜を集める
人間で言えば老境にさしかかって
やっと自由に外の世界を
見に行くような感じかもしれません
オス蜂は
唯一の仕事である交尾を終えたら
死んでしまいます
それが叶わなければ
巣から追い出されて餓死する
とても厳しい、でも
とても正直な世界
役割のあるものだけが
生き残る社会です
人間社会も
何かを生み出せる人
「有用」とされる人ばかりが
価値あるものとして扱われがちです
でも人間は
役に立つかどうかだけで
命の重さが決まるわけではありません
与えられたものを超えて
何を見て何を感じて
どんなふうに生きるか
それは
私たちだけに与えられた
自由なのかもしれません
ミツバチたちの社会に学ぶこともあれば
逆に問いかけたくなることもあります
本当にその仕組みのままでいいのか、と
私たちもまた誰かのつくった
「巣」の中で知らないうちに
役割を演じているだけかもしれません
はちみつの甘さの裏にはそんな
甘くない世界があることを思い出しながら
今日はただゆっくりと
その味を味わってみようと思います


