どうも、田中です。

先日、ご子息と一緒に鶏を絞める現場に立ち会って参りました。

 

こちら、マヨルカの田舎では鶏を飼っている家庭は珍しくもなく、

朝に昼に夜に、コケコッコーと聞こえてくるわけでございます。

 

かく言う田中家の庭でも7羽の鶏がコッココッコと戯れておりまして、

人工孵化させた3羽に至っては、気がつくと勝手口のドアからこちらをじーっと覗いているという始末。

無視していると、ガラス戸をコツコツ叩いてお知らせしてくれるという、家畜の域を超えた何かになっております。

 

遠くにいても、ドアを開ける音を聞きつけると、飛びながら猛スピードでやって来るなど、

犬ですか?と言う具合でして。

 

そんな田中家の鶏たちですが、どうやら7羽中4羽がオスらしい。

オス、卵産まない。

というわけで、多くの家庭ではオスは食べられる運命にあるわけなんですね。

家でも考えましたよ・・・・で、

 

田中家家族会議によって、

  • 卵見つけたら即食い。
  • 鶏はこれ以上増やさないと思う。
  • でも、ヒヨコかわいい。鶏もかわいい。
  • 食料危機になったら肉も致し方ない。

 

と決まりまして、家の7羽は生命の危機も感じずに、のほほーんと半家畜生活を満喫中なわけです。

 

で、家の裏側で義姉夫婦も鶏を飼っておりまして、

今回は、その鶏たちを絞める仕事を拝見したというわけなんです。

 

こちらでは、鶏の足にロープをかけて逆さ吊りにして、首をナタで切る。

皮一枚で繋がった首から血を出して絶命させるスタイルです。

 

義兄から、眠れんくなる、泣いても知らん、と何度も脅されても、

頑として「見る!」を貫いたご子息。

結局、全く泣かず、ぐっすり睡眠。

 

まぁ言うても、豚のと殺やらも参加してますからね。

マヨルカの田舎の家庭では、豚、羊、鶏など家畜を締めてさばくのは結構日常茶飯事。
 
田中がマヨルカ来てすぐくらいに、義母の家に行くと羊の頭蓋骨かち割ってましたからね。
で、脳を指さして、食べる?って言われましたからね。
あ、白子だなって瞬時に味の想像もしましたからね。
 
しかし、生粋のマヨルカ男児の義兄でも、この作業は嫌な仕事だと言っておりまして。
鶏って、捕まえられた時、人間の赤ちゃんみたいな泣き声で鳴くんですよね。
絶命する前、最後の力を振り絞って、羽ばたくんです。
見開かれていた目が閉じられた時、命が消えるんです。
 
でも、それを見てもヴィーガンやベジタリアンにはなろうと思わないというね・・・
人間の性というか自分の業を感じさせられた1日でした。
 
その後は、ご子息に「いただきます」「ごちそうさま」の意味を再度説明。
彼らの命はどこにあるかを話しながら、自分も再確認。
 
そして、あの断末魔が確実に聞こえたと思われる、家の鶏たち。
何を感じたんでしょうかね?
 
 
と言うことで、今日は卵を使ったデザートのご紹介。
プリンに飽きたら、こんなのいかが?
マヨルカ島のポリェンサってところのデザートなんですけども、
フランスにもフローティングアイランドっていう似たようなお菓子ありますな。
 
 

*大変申し訳ない*

 

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すいません。すいません。 田中
 

 

  

 

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