マヨルカの秋は、各村々で祭りが開催されて物凄くテンションが上がる時期なんですね。
オリーブやワイン、キノコやハチミツ、カボチャなんかの収穫祭やら、手工芸品やら何か知らん祭りが週末に必ず開催されるんです。
今回訪れたのは、かなり小さい祭りですが「手工芸品と音楽の祭り」。
なんで手工芸品と音楽を一緒くたにしたのかは、知りませんけどね。
マヨルカの手工芸品と言えば、かごバッグ、IKAT、陶器、吹きガラスなんかが有名なんですけども、
世界的に最も知られているブランドがあるのが靴です。
LottusseやCarminaなどは、今でもマヨルカで生産を続けている高級ブランドです。
最も有名なのはCAMPERですかね?本社はマヨルカにあるんですけど工場はもうないですね。
インカに行けば、CAMPERのアウトレットもあってスペイン価格のさらに30%オフくらいで買えるので、
ユーザーさんは行ってみるといいですね。
あ、話がそれた。
マヨルカで高級靴ブランドの次に有名なのがメノルカサンダル。
はぁ、メノルカ。マヨルカのお隣の島のサンダルなんですけどもね。
マヨルカサンダルって思ってる方もいらっしゃるようで。
実際は、メノルカサンダルです。
詳しくは「マヨルカくる?」:マヨルカのお土産にしたい名品ベスト6で
それで、メノルカサンダルの次に有名なのがエスパドリーユ。
スペインでは主にカタルーニャ地方で作られている、靴底がジュート縄、靴部分はカンバス地や綿でできている靴です。
これ、espadrilleはおフランス語なんですけど、元々はカタルーニャ語のespardenyaから来てるんですね。
で、このエスパドリーユの実演が行われていたので、じーっと見学してみたわけです。
ブニョルス食べながら。油でギトギトですけどね。
これが美味しいんだ。
マヨルカのエスパドリーユは、ごくごくシンプル。
中敷きもなければ、靴底に何の加工も施されていない、いわゆるエスパドリーユ。
かなり価格もお手頃で可愛らしい価格なんですけども、日本で履くと確実にカビが生えます。
え?私だけですかね?
雨の日とか絶対履けないですし、湿気多くてすぐ乾燥しなかったら、カビ生えます。
マヨルカは日本よりは雨が少ないのもありますけど、濡れても乾燥するまでが早いんですね。
なんで、靴底むき出しのままでも全く問題なし。
作り方はというと、縄をグルグルっと靴底の形にして、側面に先端に穴が開いたキリを差し込み、穴に紐を通してキリを引き抜く。
こうやって縄を固定していくわけです。
手工芸と音楽の祭りってことで、わりと狭い範囲内で数組のバンドが演奏しておりまして。
うん。誰が描いたんだろうね。
顔の部分に穴が開いているわけでもなく・・・・う、うん。
こちらはアーモンドを収穫するトラクターですね。
ガガガガガーっと木を揺らして収穫します。
マヨルカのアーモンドは、やたら栄養価が高いのと、香りが高く甘いのでオススメでございます。
マヨルカアーモンドについてはこちら:「王様のアーモンド」
こんな小さな祭りでも、昼近くになると人で溢れかえってくるんですね。
お祭りに行く際は、早めの時間帯がオススメですけど、雰囲気を味わうなら昼前後に訪れると活気がでてきますよ。
というわけで、マヨルカの手工芸品いらんかね?の祭りでした。
マヨルカくる?