1ヶ月位前のことですが、転職エージェントの倒産が急増というニュースを見ました。

 

 

娘たち夫婦を含め、その周りでも転職話はよく聞くのに何故、と思いながら読んでみました。

転職の経験もなく、転職希望もない桃も、「周り見ても、今はとりあえず転職サイトに載せておくかっていう時代になってるよ」なんて言ってますびっくり

 

この記事によると、職業紹介業の倒産件数が2019年から2023年は4倍に増えたのは事実だが、件数ベースでみると4倍と言っても「4件」から「16件」に増えただけという分析もありました。

 

それより私がちょっと驚いたのは、「転職エージェントは候補者を企業に紹介して実際に入社が決まったら、年初の年収30%程度をもらうという形が一般的」という箇所です。30%も!

エージェントに入るのは、せいぜい20~30万円位かと思ってましたアセアセ

みかんに言ったら、2,3カ月にも亘って色々紹介してくれたりするのに、そんなわけはないでしょ、と言われました驚き そっか..

でも友達から聞いた話ですが、お子さんが結婚相談所で成婚した時、成婚料で30万と

言ってて、同じようなことかと思ってた。ニコ

 

みかんが希望年収として提示したよりずっと高く決まったのは、エージェントにとってもその方が利益があるということでもあるんですね。

企業側からしたら、エージェント通さずに、自社のHPで、中途採用募集中とでも書いておいた方が個人から応募があってお金もかからないんじゃ、と思いましたが、主婦の金銭感覚とは違うのでしょうかね。爆  笑

 

ついでに、転職物続きで図書館から借りてきたのが、城繁幸著

『若者はなぜ3年で辞めるのか?年功序列が奪う日本の未来』と

『3年で辞めた若者はどこへ行ったのかーアウトサイダーの時代』の2冊です。

2006年と2008年が第一刷発行なので、情報としては古くはないのかなとは思いつつも読んでみました。

 

転職する若者に根性がない、もっと耐えなさいという話ではなかったですw

年功序列制度のもと、「若いうちは我慢して働け」と言う上司はいわば若者をそそのかしてその人生を出資させているようなもの、

若者のその貢献は自分達の将来受け取る待遇のための積立とはならず、先輩方を養うために使われるのだ等、年功序列の問題点が挙げられていました。

年功序列制では、若いうちは低賃金長時間労働でも、それに耐えていけば

40,50代になって高い給料と地位が手に入るけれども、今の若者は今後そうは報われない、と若者側からの視点で書かれていました。

 

年齢という軸だけで収入からポストまで独占し、誰かを締め出すべきではない、

適正な形の人事制度を構築すべきであり、今を生きる若者はアクションを起こし

明るい未来を自らの手でつかもう、と若者を応援しています。

 

結局若者は、就職しても自分の能力を高めていかないといけないのでしょうね。

就職してからも、経験・勉強を積み重ねながら自分の強みを伸ばしていく必要がある。そういう自分を伸ばせる内容の仕事を選択し従事していくべき。

 

けど、年功序列がすっかり崩壊したら、完全実力主義になってそれはそれで、大変なところも大きいのでは。

年齢を重ね自分の子供の教育費が多額に必要になった時に、保障されるお給料のためには自分に実力がないとだめ、というのも平等主義かもしれないけれど、大変は大変だなあと思います。ネガティブ

 

21世紀の教育システムで求められるものは「大企業に入りたい」ではなく、主体的な「~をやりたい」「~を学びたい」という自我の発芽と述べてあったのには納得です。

そして入社後も自分のスキルアップを計っていかないと、と思うと、娘たちも中々大変。好きな分野の仕事じゃないと、益々きつそう...

 

といった、アホな主婦の感想文となってしまいましたが、2冊とも面白いことは面白かったです。

今の若者は耐性不足だからすぐ辞めるんだ、という本かと思ったら違っていて。

 

 

みかんの夫ちゃんは転職してますが、その理由が、新卒後2,3年はここでと配属された業務では自分の経験値が上がらないといったものだったみたいです。夫ちゃんのお父さんは、今もシカゴで役員ですが、ずっと海外勤務で、夫ちゃんも帰国子女だったりで、会社・仕事への考え方にその影響があるかも知れないとみかんが言っていました。

 

しかし、完全実力主義になったとしても実力をどう測るか、という点も、人間である人事の考察が入って難しいところもあるかも~

やはり最近読んだ、池井戸潤『シャイロックの子供たち』。

銀行の支店で、顧客確保の成績に追われる行員の、その葛藤とか事件とか、大変すぎ。どこまで本当にあり得ることなんでしょう?こういう中で自分の力を高め、それを発揮していくには?...運も必要?

 

上司から良い評価をいただけるよう、人と仲良くやれる人間力は重要と思いますけど、とんでもない上司相手だったら、それは当然難しいでしょうし。

色々思いましたが、娘たち夫婦には将来的視点も持って勉強して自分を高めていってほしいです。

 

 

 

そんな今日、上記みたいな記事も見かけて。

年齢が上の方の退職を募って、部門縮小して、若者を安く採用するのかな?それはそれで娘たちがその年代になった頃を考えるとうーんとも思ったり。

 

...結局、私にはこれからの予測ができませんので、

娘達よ、とりあえず仕事をする中で明確な武器・力となるものを身につけていってね、というところです。

学び吸収し続けていく力や、それを対人・集団の中で発揮し主張できる力とか。

私は桃もみかんもそれができる人間だと思ってるよん。笑