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母国の美しい都市、タルヌフ市 Tarnów をご紹介したいと思います。

ポーランドの南東部に位置しています。10月にそこに行ってきました。(3,5年ぶりでした。沢山の用事を済まさなけれなならなかったです。ついでに、いくつかのところに招待されました。)

 

正直なところ、タルヌフへ行ったのは生まれて初めてでした。クラクフ市からポーランドの東に向かう途中、タルヌフの近くを通ることはよくあったが、市内に入ったことはなかったです。やっと訪れるチャンスが与えられました。

ポーランド人として、またポーランドのガイドとして、自信を持ってタルヌフ訪問をおすすめします。きれいな都市でもあり、重要な観光、文化、経済 の中心地でもあります。人口は約10万人で、日本の都市に比べれば大きくないかもしれないが、美しい歴史的建造物の多いところです。

 

タルヌフ市は133037日に設立されました。近郊の丘には、1328年から1331年にかけて築かれたお城 🏰があったが、現在は残念なことに廃墟となっています。

今回は、主にタルヌフの旧市街および旧市庁舎について書きたいです。


旧市街は「ポーランド・ルネサンスの真珠」と呼ばれています。そこに現存する長屋🏠🏠は、16世紀から18世紀の間に建てられたものです。そのほとんどはルネサンス様式だが、他の建築様式のものも見られます。

 

旧市街広場の中央にそびえ立つ旧市庁舎に目を惹かれます。外観だけでなく、内部も実に見応えがあります。市庁舎の歴史は15世紀半ばまで遡ります。当初は木造のビルで、1494年に全焼しました。同じ敷地内にゴシック様式のレンガ造りの建物が2棟建てられ、16世紀初頭に合体しました。そして16世紀の後半、市庁舎はルネサンス様式に改築・増築されました。建物の上部には美しい彫刻が見えます。

 

タウンホールの内装にとても感銘を受けました。1962年から1968年にかけて、博物館の部屋に改装されました。そこに集められた展示品は一見の価値があります。多種類の宝石で飾られた171819世紀のポーランドおよび古代オリエント地域の軍事品 ⚔ 🏹の見事なコレクション、狩猟に使用された銃器のコレクションやブロディ町にある工房で作られたと思われる、18世紀前半のポーランド産のトルコ風テント🎪などは目を引きます。それだけではありません。他室では、16 世紀から 19 世紀までの磁器、陶器、ファイアンス焼きやガラス製品 🍸が展示されています。 ポーランド、ウェッジウッド、マイセン、デルフト、ザクセンなどの食器、器が目の保養になります。

 

 市庁舎の最大の部屋である「サラ・ポスプルストゥファ Sala Pospólstwa (pospólstwo*の間」は、16 世紀から 18 世紀にかけて描かれた市の著名市民のポートレート・ギャラリーとして使用されています。かつてはこの部屋で、選ばれたタルヌフ市民が町の重要事項を審議していました。1960年代の改修工事中に、おそらく18世紀初頭のものと思われる壁画が発見されました。 

 

博物館の案内してもらったのは、館長のヨランタ・アダムチク Jolanta Adamczyk 氏(女性)です。知識が豊富で、とても親切な方です。

 

市庁舎には高さ28メートルの塔があります。その先端には、18世紀以来タルヌフを受け継いできたサングシュコ公爵家の紋章がつけてあります。毎日正午になると、市庁舎の塔からタルヌフ市の象徴であるラッパの曲(ビューグルコール) ルンルン が鳴り響きます。その曲 音符は、タルヌフ音楽学校の初代校長スタニスワフ・ジェペツキ Stanisław Rzepeckiによって作曲されました。1972611日、初めて吹き鳴らされました。

 

塔の時計⏲についても述べないといけません。なぜかというと、ポーランドのマウォポルスカ地方で最も古い現役の塔時計です。もっと大事なのは、手巻き機械式のもので、そのメカニズムは16世紀初頭に作られました。私はタルヌフがとても気に入ったので、塔にも登ることにしました。タルヌフ・ビジター・センターのディレクターであるマルチン・パワフ Marcin Pałach 氏(男性)に案内していただき、タルヌフについていろいろ教えていただきました。その方は他のところも同行していただいて、ガイドしていただきました。やっぱり知識が高く、紳士です。


スタディツアーでは、タルヌフ市の副市長(文化・社会コミュニケーション関連)、 アグニェシュカ・カヴァ Agnieszka Kawa 氏にも同行していただき、興味深いお話をしていただきました。また、スタディツアーのコーディネートをしていただいたのは、タルヌフ・ビジター・センターで活躍している方、ウルシュラ・アウグスティン Urszula Augustyn 氏(女性)です。関係者の皆様に厚く御礼を申し上げたいです。

 

今回はここまでです。でも、タルヌフ市の他所やその周辺の魅力的な場所についてまだまだ書きたいと思います。本当に美しい街並み、景色、美味しい食べ物 ステーキ 鍋 スイーツ、素晴らしいブドウ畑 ぶどう 赤ワイン白ワインがあるところです。

pospólstwo * ⇒ 中世ポーランドの都市に住む中流階級のこと(中所得の手工業者、小商人、露店商人など)

 

タルヌフ市についての動画を作りました。第一のものです。
この動画は旧市街および旧市庁舎に関するものです。
他のも作成中です。

是非ご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

旧市庁舎内のコレクション

 

 

 

 

館長のヨランタさんが案内しているところ

 

 

 

 

ビジター・センターのディレクター、マルチンさんが説明しているところ

 

 

これからもよろしくお願いします。

 

赤薔薇  クローバー  赤薔薇