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7月11日はポーランド人にとって特別な日です。
何という日かというと: “ウクライナ民族主義者がポーランド国民に対して行ったジェノサイドの犠牲者を追悼する国家記念日” です。
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第二次世界大戦中、1939~1945にウクライナ民族主義者によって行われたヴォルィーニ(※)虐殺およびその他のポーランド人に対する殺人の犠牲者を追悼するために捧げられたものです。ウクライナ人によって約10万人のポーランド人が虐殺されました。
(※)友達に訊かれましたので、書いておきます。日本語ではヴォルィーニというみたいです。ポーランド語では Wołyń といいます。発音は「ヴォルィニ」に似ています(ヴォリニもヴォウィニもありえます)。「ń」という文字は「ニ」の発音です。ウクライナ語も同じです。書き方はキリル文字 Волинь ですが発音は「ヴォルィニ」(ヴォルィーニ)に似ています。「ь」は軟音符と呼ばれ、直前の音が硬子音ならば軟子音化するものです。そのために「нь 」は「ニ」の発音です。
大虐殺の犠牲者を追悼するのに、ポーランド全土で儀式が行われます。
クラクフにある犠牲者用の記念碑には、こう書かれています:"犠牲者が求めるのは復讐ではなく、追憶である"。
ポーランド人は、赦してあげたが罪のない人たちが殺されたから、その人たちを悼むために、あっちこっち行われるミサや様々なセレモニーに参加します。
大虐殺時に、ポーランド人は身体がノコギリで半分に切られたり、目をくりぬかれたり、生きたまま燃やされたりしました。子供や妊婦は刃物でお腹が切り裂かれ、子供たちは親の目の前で首を切り落とされたりしました。などなどです。
これ以上は書きません。
私の親戚もその大虐殺時にひどい目に遭いました。けど、私の父はウクライナ系です。私のポーランドの苗字はウクライナ系です。私はもちろんポーランド人です。東スラヴ人ではなくてよかったと思います(書いてはいけないことですかナ)。
ポーランド人の大虐殺に関するリンクは以下です。知られていないことなので、日本語はありません。
そして、とてもいい映画があります。英語の字幕付きです。是非ご覧ください。私は観たときに泣きました。
この映画は是非ご覧ください。ご興味のある方。
クラクフ市で行われた今日の儀式
Fot. Janusz Ślęzak (IPN)
"犠牲者が求めるのは復讐ではなく、追憶である"と書いてある記念碑
Fot. Janusz Ślęzak (IPN)
以前書いた記事は多少関係があります:
悲しいことについて書いてしまい申し訳ございません。
暑いので、ご身体にお気をつけてください。