母国の夏至祭

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今日は夏至です。

夏至祭はポーランドの夏を彩る重要なイベントです。私たちの地域では、カトリックの国になる以前から、昔から知られている祝日です。主に、浄化力を持つ水と火の要素に専念しており、また、愛、繁殖力､豊穣、太陽や月の祭りでもあります。ポーランド語では、地域によって呼び名が違います。

女性たちはリースを作り、それにキャンドルを付け、水に流します。流れのある川がベストだが、近くに川がなければ湖でもいいです。かつて、男性は花輪を“釣り”、リースを作った女性と結婚することも多かったといいます。男たちが焚き火を囲んで、みんなで踊ったり、火の上にジャンプをしたりしました。この習慣は今でも残っています。

民族衣装、または昔のポーランド人の一般的な服となっていたガラ（柄）なしのシンプルな長いドレスを着ます。そのような衣類がない人たちは普段着で結構です。

ところどころ、特に小さな町や村では、薬草を使った製品を売る屋台が出ているところもあります。食品、飲料、化粧品などです。薬用ハーブには、癒しや治癒の効果があると広く信じられています。天然の薬草が手に入らないところでは、「ハーブガーデン」が増えていきます。現在では、ハーブの屋台のほかに、地元の人が地元の食材を販売しています。伝統がなくならないように、これはいい傾向だと思います。

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また、夏至祭時には、夏至にしか咲かない「輝く羊歯の花」を探す習慣がありました。この花を見つけると、富やパワー、知恵が得られると信じられていたのです。しかし、実際には特定の「羊歯の花」があるわけではないので、現在は探しません。何人かの作家が羊歯の花を題材に小説などを書いています。

また、河童に溺死させられるしまうので、夏至の夜には川や湖で水浴びをしてはいけないと信じられています。夜明け後が安全です。昔の人は、水に清められるためにこのようなことをしていました。

966年にポーランドがカトリック国家になりました。自然崇拝や多神教の信仰を根絶することができず、教会は夏至のお祝いを6月23日から24日の夜に行われる「洗礼者ヨハネの前夜祭」noc świętojańska（“洗礼者ヨハネのイブ” wigilia św. Janaともポーランド人が呼びます）まで延長しました。水や薬草を祝福する習慣が生まれたのです。やがて、夏至祭と同じような祭りだと思われるようになりました。

夏至を祝うために、「聖ヨハネのフェア」という夏至フェアが開催されるところがあります。最も有名なのは、ポズナニ市で開催される文化・商業イベントです。そのときはポズナニ市の旧市街が手工芸品、郷土料理、骨董品などの交易の場となります。それに伴い、数多くのフェスティバルや、音楽を中心とした文化的なパフォーマンスが行われます。伝統的には6月下旬に開催されるが、今年2022年は5月に行われました。

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私自身は、夏至祭にまだ数回しか参加していませんが、本当に面白かったです。以前にも書いたと思いますが、習慣や伝統を忘れないで守ったほうがいいです。

写真をご覧ください。

シフィェントクシスキェ地方（兼県）にあるムウィニィMłynyという村で

行われる夏至祭で撮影されたものです。

昔のポーランド人の衣装であるシンプルなドレスを着ている女性が

焚き火の周りで踊っているところです。