皆様、おはようございます。

 

⚡ 🕯 ⚡ 🕯🕯🕯 ⚡ 🕯 ⚡

 

少し遅れてしまいました母国の風習が日本の風習にちょっとにていますのでご紹介をしたかったです。

2月2日は「聖燭祭」という日です。「主の奉献の祝日」とも呼ばれています。ポーランドも祝います。ポーランド語では、直訳すると「雷⚡の聖母の祝日」といいます。この日には、グロムニツァという大きなロウソクに火をつけて、教会⛪へ持っていきます。(最近、教会に入る直前に火をつけることが多いようです。)grom グロム 単語の意味は「雷」です。

 

ポーランド人は西スラヴ人です。古くからのスラヴ人の信仰では、2月2日に「グロムニツェ」 雷神祭⚡を祝っていました。この日は、冬の半ばごろで、季節の変わり目および春との最初の出会いを意味していました。キリスト教の到来とともに、「主の奉献の祝日」としても知られている「雷⚡の聖母の祝日」に置き換えられました。現在は古代ポーランド人の風習はローマカトリックの風習と混在しています。ただし、多くの人はポーランドの昔の習慣を知らないです。ポーランドは大昔多神教でした。その時代もポーランドの文化にとって大事だと思います。

 

「雷神祭」⚡の名前には、初嵐を迎える春への期待が込められています。前に書いたように、教会ではグロムニツァと呼ばれるロウソクに火が灯され、祝福されました。雷雨の時には、雷⚡の影響を防ぐためにそのロウソクを灯して窓際に置いたりしていたと言われています。子供たち、そして大昔は大人も、雷や稲妻が怖くならないようにと、グロムニツァで頭の四方に髪の毛を少し燃やしたそうです。また、狼🐺を怯えないようにと、子供の髪に火をつけることもありました。グロムニツァの祝福の際には、ロウソクに亜麻の紐をつけ、亜麻の豊作を祈願しました。この日、収穫量を占いました。曇り空と雷が豊作の意味でした。

ロウソクの煙で家の扉や天井に十字架十字架のしるしをつけて、邪悪なものが家に入らないようにしたのです。まるで節分の「鬼は外、福は内」です。

 

また、悪い迷信もありました。19世紀末、家族のメンバーと同じ数のロウソクを灯し、先にロウソクが消える者はすぐに死んでしまうと信じていました。

ポーランドの北部では、「雷神祭」⚡の日に天気が良ければ、家畜が春の放牧中に病気にならないために太陽を見ないように家畜小屋の窓や戸を閉めました。

 

ポーランドは、雷の聖母と狼🐺についての伝説があります。あまり知られていないです。というのは、ご年配の方でしたら知っているでしょう。

「2月の寒い夜、聖母マリアの背後に一匹の狼🐺が忍び寄っていました。聖母マリアはもちろん気が付きました。狼🐺は農民に狙われていたのです。道で出会った聖母に、農民は狼🐺を見たかどうかのを尋ねました。彼女は「見ていない」と答えました。農民が去っていくと、聖母マリアのマントの下から狼🐺の頭が現れました。聖母は狼🐺を𠮟ったが、動物の苦しみが心に響いて、狼🐺を農民に渡すことができなかったです。つまり、狼🐺のことをあきらめなかったです。」ポーランド人は、雷の聖母も、彼女の属性であるグロムニツァ・ロウソクも狼🐺から身を守ってくれると信じていました。

 

現在、「世の光」であり「異教徒を啓蒙する光」であるキリストに重点が置かれているため、この祝祭は「主の奉献の祝日」とも呼ばれています。太古の昔から、教会⛪は聖母マリアがエルサレムの神殿に赤ん坊のイエスを連れていったことを記念しています。

 

ポーランド人の神話に関連することですが、野生生物、森、月、狩猟のジェヴァンナという女神が昔のポーランド人に崇拝されました。キリスト教化後、「雷⚡の聖母」に置き換えられたと考えられています。

 

長くなりましたがあと一つだけ述べないといけません。ポーランドはクリスマスツリーを長く飾って大丈夫です。その解体締め切りは、今日ご紹介した「雷の聖母の日」です。

 

 

邪悪なものが家に入らないように、ロウソクの煙で家の扉や天井に十字のしるしをつけました。
ポーランドの画家、ミハウ・アンドゥリョッリが19世の後半に書いたものです。
(因みに、その画家の好きな町は私が数年間住んでいたところです。

そこに彼のお墓があります。)

 

 

 

 

グロムニツァというロウソク (通常は30㎝以上)

 

 

 

 

"Na Gromniczną" 雷の聖母マリアと狼を表している19世紀の版画

 

 

 

 

画像はウイキペディアのものです。