「そうか、それはよかったなぁ。それにしても老人の食べる量超えてんで」と夫は半分呆れた表情で笑みを浮かべた。まんざらでもないカンジだ。
私はちょっと苛立ちを感じながら「こまったもんだねぇ」とつぶやいた。
夫はそれに反応して「機嫌もいいし、帰ってからでええやん」とのんびりと答え、私は速攻で「車の中でね」と切り返した。
車に乗り込むと姑はまた、ご近所のうわさ話をはじめた。もう、このハナシは台本を見ないでも語れるくらい私は聞かされていた。同じタイミングで相づちを打ち、作り笑いをする。もう、完璧なモノである。
赤信号で停車したそのときに夫が世間話でもするみたいに切り出した。
夫「お父さん、あんまりようないみたいやなぁ、介護認定受けることになってんって」
母「そぅか…それは大変やなぁ」
姑もまるで他人事のようである。
つーか、ご自身に降りかかることなんですが…
更に私を驚愕させたのはこの発言である。
母「それやったら、なんぼくらい貰えるんやろか?梅子さんのとこも息子さんの年金もらってる言うてはったわ」
私「お義母さん、梅子さんのところは障害年金だよ」
母「なんじゃそれ、それやったら何も得になれへんやん」
あぁ、この人らしいなと思わず苦笑してしまった。
私「確かにお金はもらえないけど、等級が決まったら介護にかかる費用を負担してくれるありがたい制度なんだよ。一部、自己負担もしないといけないけど、病院にかかるくらいの負担額だと思うから、心配はいらないんだよ。」
姑「そうか、そんなんもないとやっていかれへんわな」
夫「たださ、介護サービスを受けている時間以外とか、平日はお母さんがお父さんの世話せなあかんねんで。10月後半になったらママも仕事始まるし、まぁ、手続きとかは全部ママに任せたらええやん」
姑「そうか、全部任せておいたらええねんな」
どうやら、都合のよい部分しか聞こえていないような気がする…どうなの?
私「それで、介護認定調査の立ち会いが必要だから…」
姑「任せてええんやろ?さっき言うたやん」
私「ほら、日常生活のこととか色々聞かれると思うし、お義母さ…」
姑「そんなん、分かれへんわ!!アンタに任せろ言うたやん」
あぁぁぁぁぁぁ(((( ;°Д°))))
だからさぁ!!この
夫「せやな、分かった。ここはママに任せとこう。それでええやろ?」
ハイハイ、仰せのとおりに…