高校卒者、就職システムの限界
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100校あまりの高校の進路担当者に会った感想
16歳で進路を決めるには経験が足りません。当然、進路担当、親の意向が強く影響します。先生は生徒の相談に乗り本人の適性を見ながら学校に来ている求人票の中から選んで斡旋します。生徒は求人票を見て、先生の意見を聞いて、親と相談し具体的な企業を決定していきます。
先生はあくまでも第三者で、最後は生徒と親が決定していくのですが、進路担当と話していると親の職業観を疑いたくなります。少子化の影響なんでしょうか。とにかく家から通える範囲での就職にこだわる親が多すぎます。地元で就職先があればいいのですが、ない場合も実際多いのです。でも地元にこだわる。フリーター、アルバイトでもいいという親が多いのだそうです。いったいどういうことでしょうか。
生徒は視野が狭くて当然です。遠く離れた場所で生活する不安は当然あるでしょう。親がそれに簡単に同調しすぎることが多いのです。それが本当に本人のためになるのでしょうか。「物分りの良すぎる親」は子供の将来を真剣に考えているのでしょか。
高校が生徒にできることには限界があります。高校生の場合、インターンシップはアルバイトの延長にすぎないことが多いのです。職業意識を育むには時間が足りません。家庭教育が重要だと思います。あまりに学校に頼りきりになってはいないでしょうか。
職業安定法は、学校に職業の斡旋を許可しましたが、現実は押し付けです。しかし、現場の多くの先生は一生懸命です。進路担当と話をしていると親の責任放棄とも取れる話をよく耳にします。現在の親世代は40代が多いのでしょう。親自身が職業観をしっかり持って、子供に語らなければ子供は職業観を持たないまま就職してしまいます。その結果、3年以内に5割もの者が離職している現実があるのです。
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採用コンサルタント 田中謙二