採用と年齢 | tanakasrのブログ

採用と年齢

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NIKKEI NET 8/30の記事によれば、正社員の雇用が拡大しているとのこと。これはまもとに喜ばしいのですが、採用条件には「年齢」という高いハードルが厳然としてあります。35歳を過ぎると正社員採用が急に少なくなります。なぜ35歳なのでしょうか。35歳というと大学新卒者だとすれば入社13年が経過し、管理職手前のころ。この年代を採用しようとすればマネジメント経験や、その素養が問われることになります。転職を繰り返す方の多くは、過去の成功体験を転職先に持ち込んで新しい職場に馴染めず、孤立してしまうことが挙げられます。このようなことも採用側が若い世代を優先して採用する要因になっているのかもしれません。

 

最近ではフリーターの高年齢化も問題になっています。学校を卒業してからフリーターの経験しかない方はキャリアが積めていないことがほとんどで、書類選考の段階で採用されないことが多いのです。この問題は政府も力を入れて予算を付けていますが、効果が現われるには時間がかかりそうです。

 

正社員がすべてとは思いませんが、まだまだ日本の会社は正社員中心に制度設計が成されています。雇用の流動化は正社員から調整弁としての非正社員を多く生みました。今日のように企業業績が回復傾向にあるときは一時的に正社員採用を増やすのでしょうが、「年齢」という高いハードルに大きな法的メスを入れなければ、年齢での足きり傾向はあまり変わらないような気がします。

 

きょうもお付き合いくださいましてありがとうございました。

採用コンサルタント 田中謙二