男性の育児休業取得が進まないのは何故? | tanakasrのブログ

男性の育児休業取得が進まないのは何故?

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育児休業制度 企業8割、過去3年で男性利用ゼロ 

 約8割の企業では、育児休業制度を利用した男性社員が過去3年間で1人もいない-。こんな結果が労働政策研究・研修機構が26日公表した「仕事と家庭の両立支援にかかわる調査」から明らかになった。

調査は昨年6~7月、従業員数300人以上の企業6000社と、そこで働く管理職3万人、一般社員6万人を対象に実施。企業863社、管理職3299人、一般社員6529人から回答があった。

それによると、育児休業制度を導入している企業は98・6%に達し、4社に3社は休業期間などについて育児介護休業法に定めるものと同じ内容だった。しかし、2000人以上の企業に限ってみれば、6割近くが法定を超える制度を取り入れており、大企業ほど育休制度が充実していることが分かった。

男性の育休については、8割近い企業が過去3年間に1人も取得者がいないと回答。「1~2人」が1割だった。

男性の部下が育休取得を申請してきた場合の対応では、管理職の21・6%が「積極的に賛成する」と回答。「課題はあるが、賛成する」という消極的な賛成が52・7%と過半数に上った。

一方で、「職場の状況を踏まえて慰留する」が17%、「男性が育休を取るなど考えたことがなく、反対」も5%あった。

男性の育休取得に向けた課題を複数回答で管理職に尋ねたところ、「代替要員確保が困難」が63%と最も多く、次いで「男性自身に育休を取る意識がない」「上司・同僚の理解不足」などとなった。(2007227日、産経新聞より抜粋)

 

育児介護休業法は平成3年にできた法律で、職業生活と家庭生活の両立を支援することが立法趣旨となっています。男性の育児休業の取得が進まないのは、おそらく制度とニーズが合っていないからでしょう。使い勝手が悪い制度だから利用がすすまないのではないでしょうか。育児休業は原則として休業開始の1ヶ月前に申し出ること、配偶者が育児休業などを取っているなど常態として子を養育できる場合などは取得できないこと(労使協定の締結が前提ですが)、子一人につき1回のみ可能などです。

 

男性が家計を支えている現実を考えると、雇用保険法で支給される育児休業基本給付金が賃金日額の3割です。これでは心もとないでしょう。細切れで休める制度に変えたり、所得保障をさらにアップしないと男性の取得率アップは厳しいでしょうね。

 

もうひとつ、大きな問題として、代替要員の確保が厳しいということです。日本の99.7%は中小企業で、人的余裕はないのが一般的。有給休暇ですらなかなか取得が進まない現状を見ると現実はなかなかむずかしいですね。

 

きょうもお付き合いくださいましてありがとうございました。

採用コンサルタント 田中謙二