育児介護休業法改正と待機児童問題
改正育児・介護休業法が国会で成立しました。今回の改正で特に注目されるのは、短時間勤務の義務化でしょう。約3割の企業はすでに短時間勤務を実施しているので、残りの7割の企業は今後、就業規則などの整備が求められることになります。しかし、です…
女性の約7割は第1子の出産をきっかけに仕事を辞めている現実があります。核家族化が進んだこともその原因でしょうが、なにより切実な問題はやはり待機児童の問題でしょう。待機児童マップをみればその実態に驚かされます。
東京都を例に挙げれば、平成20年度4月1日時点で、なんと約5500人が待機しています。ワースト順に市区別に並べると、
世田谷区 335人
八王子市 331人
練馬区 254人
大田区 242人
板橋区 236人
となっています。これでは、仕事は続けることは現実問題かなり厳しい。法がいくら義務付けをしたところで、待機児童のこの数字をみれば、その実効性は極めて限られると考えられます。
社会保険労務士 田中謙二