唯一絶対的なもの | tanakasrのブログ

唯一絶対的なもの

いまさらながら「バカの壁」を読んだ。僕はへそ曲がりな性格なので、ベストセラーだと聞くと基本的に買わない。きょう、ブックオフでたまたま100円コーナーに並んでいたから買ってみた。第8章に「一元論を超えて」という章があって興味深かったので一言書きます。

日本人は八百万の神を信じ、欧米のよう一神教ではない。一神教は「唯一絶対の神」が存在し、自分たちの信じる神以外は敵として排除しようとする。イスラムと米国の関係がまさにその典型で、両者がお互いに自分が正しいと信じ、相手が間違っているという論理から壁ができ争いが起こる。一神教がまさに一元論のいい例であり、いまや一神教は世界の3分の2を占めているが、これを著者はキケンな存在だと説く。

 

なるほど。そういえば、今回の衆議院選挙で与党が国会で3分の2の絶対安定多数となったとき、世論の反応はどうだったか。自民は勝ちすぎた、何でもできるとおごってはいけないと警鐘をならした。これはしごく健全な状態であり、日本人に常識がしっかり働いている証だと思う。

よく日本人は無宗教者が多くて、それがいかにも悪いことのように思われる。が、それは一神教側の考え方だということ。テレビ、大新聞などマスがいつも正しいわけではない。一歩引いて別の角度から見ることが「壁」をつくらないコツだと考えさせられました。それにしても、本代は105円、これは安かった。