JR福知山線脱線事故と人事制度 | tanakasrのブログ

JR福知山線脱線事故と人事制度

事故の真の原因は、会社の人事評価制度にあったのではないでしょうか。
 
一般的に人事考課は数値化しやすい項目で実施されます。最近はやりの成果主義の場合、各人が期初に目標を設定し、期末に目標達成度を上司と面談し、達成度に応じて評価されることが一般的です。JRに成果主義偏重の人事制度が採用されていなかったかどうか。運転手が評価を気にして安全配慮を欠いたとすれば会社責任は重大です。
 
たとえば、何メートルオーバーランしたら何点減点、ダイヤを何秒遅らせたら何点減点…もしそんな評価制度だったら、失点を取り返すほうへ行動することは自然でしょう。ミスは誰でもあるものです。オーバーランを過小報告しなければならなかった背景にこそ、事故原因が潜んでいるように思えてなりません。もしという仮定でのことですが、そうであるなら、「安全、安心」を第一に考える制度にすぐに変える必要があると思います。JRに成果主義は馴染まない。これは、JRだけでなく、航空業界など人命に関わるすべての企業に言えることですが。
 
あってはならない大変に痛ましい事故が起こってしまいました。僕はサラリーマン時代、神戸勤務をしたことがあります。ときどき使っていた路線だけにとても他人事とは思えません。事故に巻き込まれた方々、ご遺族の方々に心からお見舞い申し上げます。事故の原因は調査結果を待たなければなりませんが、スピードの出しすぎが大きな原因には違いないようです。何故スピードを上げなければ成らなかったのか。オーバーランで遅れた時間を取り返すため無理をしたのでしょう。運転手の過失は問われなければなりませんが、JR民営化以降、私鉄との競争激化の中、ダイヤ厳守至上主義が招いた悲劇とも伝えられています。