2008年平均の有効求人倍率 | tanakasrのブログ

2008年平均の有効求人倍率

有効求人倍率が発表されました。

「厚生労働省によると、求職者1人にいくつの働き口があるかを示す08年12月の有効求人倍率(季節調整値)は0.72倍で、2008年平均の有効求人倍率も前年比0.16ポイント減の0.88倍で、05年以来3年ぶりに1倍を割り込んだ」

やはり1倍を割り込みました。バブル崩壊後の平成不況で特に若年労働者の労働環境は大きく変わっていきました。多くの企業の対応策は、新卒採用の抑制と成果主義の導入でした。特に、「超就職氷河期」と呼ばれた98年、99年は有効求人倍率が0.5あたりまで低下し、多くの若者が卒業しても職がなく、やむを得ずアルバイト、派遣等の不安定な労働者となりました。03年ころから景気が持ち直したものの、正規雇用は増えず、非正規雇用者が3人に1人となりました。そして、08年秋以降、100年に一度ともいわれる急激な金融収縮が起こったのです。

平成不況から今日に至り、企業ではこの間に何が起こったか。それは、採用抑制の結果、新入社員と管理職の中間層がそのまますっぽりと抜け落ち、新人の面倒を見る役割の層がいなくなってしまった。まさに、平成不況の負の遺産は企業内で人が育たない環境を作り出してしまったことです。人材が育たない一方、成果主義の下、短期的な成果ばかりを求める会社。メンタルヘルスなる用語が多くの現場で言われるようになったのは95年以降です。

今、企業に求められることは、部下の育成ができる人材を育てることです。こんな時代だからこそ、「人材教育への投資」を積極的に行うべきだと思います。