日本の喫煙率は先進国でトップらしい
「たばこ規制枠組み条約」が27日に発効した。政府は、これまでたばこは個人の嗜好品として、有効な規制を講じてこなかったが、やっと重い腰をあげたようだ。まずは歓迎したい。新聞によれば、日本の喫煙率は先進国の中でもかなり高く、特に男性は5割近くと、最も高いという。
僕はタバコを吸わない。サラリーマン時代はいつも自分を守るために闘っていた。オフィスは禁煙ではなかった。僕は、タバコの匂いを嗅ぐと頭が痛くなるので上司に事情を話し、禁煙タイムを設けるように説得した。上司は愛煙家であり、気乗りしなかった様子だったが何とか理解を得ることができた。職場では立場の弱い女性など、禁煙を言い出せずに悩んでいる人は多いに違いない。
愛煙家の言い分はたいていこうだ。「個人の嗜好について他人にとやかく言われたくない。個人の勝手だろ」ちょっと待ってくれ。煙は吸わない人間の体内にも勝手に入りこんでくる。たばこの煙には2種類あるが、喫煙者が直接吸っている主流煙に対し、たばこの先から立ち上る紫煙を副流煙という。酸性の主流煙に対し、強いアルカリ性で実は有害物質量が主流煙よりも多いのだ。他人のタバコで自分の健康が犯される。これは重要な問題である。愛煙家は頭では理解できても、からだが言うことをきかない。これがタバコの習慣性であり怖いところだ。
労働者の健康管理については、労働安全衛生法という法律で規定がある。事業者は、労働者の快適な職場環境の実現について配慮義務がある。だが、現在は努力規定であり罰則がない。この際、法律を改正し、職場での喫煙を規制すべきだ。「職場内に一人でも喫煙に反対者がいれば事業者は職場内を禁煙にしなければならない。また、禁煙者に対して不利益な取り扱いをしてはならない」いかがだろうか。こんな法律をつくってもらいたい。
喫煙者からは、喫煙を我慢していると労働能力が落ちるなどといった文句が出そうだが、就業時間中の喫煙時間を年間トータルするとその労働力的損失はけっこう大きいのでは。医療費も禁煙者より多くかかるはずだ。喫煙に関しては世の中的にも喫煙者に分が悪い。他人の迷惑に配慮し、エチケットをわきまえた喫煙を願いたい。
日本の禁煙率を上げるために提案がある。
①タバコの価格を2倍に引き上げる。
②禁煙者には健康保険料、国民健康保険料を2割引にする。
いかがだろうか。喫煙者に応分の負担を求めるのは当然ではないだろうか