歯の検診結果 | tanakasrのブログ

歯の検診結果

検査結果を聞きに行ってきた。レントゲン写真、歯周ポケットの深さ、噛み合わせ、歯の揺れについてパソコンでデータを見せながら1時間説明を受けた。僕は歯周病がかなり進行している状態でこのまま放置しておくと将来歯がどんどん抜けていくらしい。成人の歯は28本、僕はいま26本。

 

先生が興味深い話をしてくれた。厚生労働省「健康日本21」で8020(ハチマルニイマル)運動を推進しているが、この数字は現在の保険診療ではほぼ達成不可能な数字らしい。日本人は80歳で平均8.2本。他国ではたとえば、スウェーデンで75歳平均19.5本、アメリカで85歳平均15.8本らしい。日本人の平均寿命が約80歳、おいしく何でも食べるには20本は必要ということで8020なのだそう。いかに日本は予防に力を注いでこなかったかが数字ではっきりしている。先生曰く、私はマニアックな歯科医です。普通の歯医者は削るか抜くかしかやらない。なぜだと思いますか、保険内診療では歯周病を予防するには限界があるからです。でも、予防をしっかりやらなかったら8020は達成できない。私はできるだけ削ったり抜いたりはしない方針なのです。

 

僕は保険診療の限界を見たような気がした。国民医療費が年々増加していくなかで厚生労働省はとてもじゃないが「予防診療」まで範囲を広げることができない。8020なんて絵に描いた餅で今までどおりの保険行政では達成は不可能。しかし、介護保険の現状を見てください。1割負担をいいことに過剰な介護を受け、結果、お年寄りが自立どころか症状がかえって悪化しているという報告がある。介護保険は今回の法改正で「予防」に力点を置くようにしくみを変えるが、歯科診療はかなり遅れていると感じる。

 

年をとったら楽しみは旨いものを食べることぐらいだろう。その楽しみがなくなってしまうのはつらい。いつまでも自分の歯でうまいものをしっかり食べたい。今回先生の説明に納得し週2回延べ20回の通院で105000円のコース治療を受けることにした。40歳を超えたら誰でも歯周病の顕在化が起こるそうなので僕は早く発見できて良かった。ここでしっかり治療に専念します。