労働経済白書 | tanakasrのブログ

労働経済白書

採用コンサルタント、田中謙二のブログへようこそ。

 

厚生労働省が2008年版「労働経済の分析」(労働経済白書)を発表しました。各新聞等の見出しは以下の通り。

 

朝日 非正規雇用頼み、生産性の停滞に 労働経済白書

 

読売 非正規雇用強まる不満 成果主義「人件費減も目的」

 

毎日 労働白書:「仕事に満足」大幅低下 非正規増や成果主義、改善を

 

産経 労働経済白書 正規雇用の拡大を 業績・成果主義「うまく機能せず」

 

日経 成果主義の改善を提言 労働白書、働く人の満足度低下

 

今回は、「働く人の意識と雇用管理の動向」を分析テーマとしています。白書60年の歴史の中で働く人の意識をテーマにしたのは今回が初めてだそうですが、新聞等の見出しで同テーマに触れたのは毎日、日経で、作成側からすればいささか寂しい見出しだったのではないでしょうか。なにせ旬は「非正規雇用の格差問題」ですからどうしてもそっちにもって行きたかったのでしょう

 

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自称、採用コンサルタントとしては、同白書の第2章第2節「世代別にみた就業行動」に記載のあった次のアンケート結果に疑問を感じました。「社員の定着率が低下した企業において定着率を高めるためにどのような取り組みが必要であるか」とのアンケート『出所:労働政策研究・研修機構「従業員の意識と人材マネジメントの課題に関する調査(企業調査)2008年」』において、「20歳代、30歳代で賃金水準を引き上げる」が最も高い。企業がこんな意識であったかと正直ビックリしました。

 

賃金は、労働条件の主要部分ではありますが、企業は、賃金が高ければ定着率が上がると多くが考えていたのですね。ここは考え直したほうがいいと思います。今いる従業員一人ひとりの顔を思い浮かべて考えてみてください。人間の欲望は際限がなく、経営者が必死の思いで昇給させたとて、ありがたみはそのとき限りであって、働く意欲の継続にはならないのです。昇給したことなぞ1週間で忘れてしまいます。特に、やる気のある優秀な人材が流出している企業は、給与以外で「決定的な何か」が問題となっていることが多いものです。一度、無記名で従業員満足度調査をやってみてください。労使の意識のズレにびっくりすることでしょう。それくらい従業員の本音は経営には届かないものなのです。何故、定着しないのかを真剣にマーケティングすべきでしょう。経営が謙虚に受け止めることからすべては始まるのです。

 

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採用コンサルタント 田中謙二