0:20 目が覚めた

戸が開いており、トイレの電気がついているのが見える。
もう一度見直すと、今度は消えている。
母を振り返り、「ついてたのに消えた」と。
二人でトイレに近づくと、台所、玄関、洗面所辺りに大きめに破られた新聞が散乱している。
開いている妹の部屋のドア。
中は暗い、が入り口左壁に妹は寄りかかって座っており、スマホを使っている。
少し奥の押し入れ上段にも「もう一人居る!」
私の声に母も見る。
膝を抱えて座り、ケータイを使って何かしてる。
足と画面の明かり…
『陽ちゃん、おいで!』
降りてきて、私の前に立つ陽斗。
抱えて、居間に連れて行こうと「ほら、ここ」と私はしゃがみ腕を拡げる。
横になる陽斗。
思ったより軽い、何とか抱え上げられる…と陽斗の顔を見ると、警察署に迎えに行った時の顔色。
ビックリし何か声をかけたら、陽斗が号泣。
悲痛な泣き声…
ごめんね…と謝りながら、陽斗を居間に抱え運び、敷いていた布団に寝かせる。
寒いだろうと、毛布をかける。

母と妹と、手を引っ張られる夢を見る話をして就寝。
ほどなく、両手を何かに引っ張られ、周りの景色が流れるくらいの速さで引きずられる。
早い!どこに引っ張られるのか、怖くなってくる。
「あーっ」やっと声を振り絞る。
(ここまで完全に夢)
近くに寝てる小森さんの親指を、私を起こして!と強く握ったら、振りほどかれ、挙げ句背中を向けられた。
薄情なもんだ と、ここで完全に目覚める。

陽斗が苦しそうに泣いてた…
顔が、声が、、、すまなさでいっぱいになる。