深夜、目を覚ますと物語が語りたくなった。

この物語に形も名前もなくただ部屋に溜った闇の中を揺らめいている。

 

 私はこの名前のない子どもをどうにか産んであげたくなった。母親になってあがげたくなった。

ただ思うだけ。感じるだけ。

 

なんて無責任なのだろう。

 

無責任な私は深夜に過食嘔吐をし空っぽに胃に缶ビールを流し込む。

すべて終わりなんだよ。

 

すべて終わったはずなのに私の前にははじまりしかひろがっていいない。