今日は私の平凡な家族を紹介したい。
 まず父親 彼とは血の繋がりはないのだがその割には私によくしてくれていると思う。娘が30になってもニートしているのに何も言わない。
本当に何も言わな過ぎて、私も父親も無口過ぎて最後に会話したのいつだっけ。

 母親、彼女もおとなしい人だ。私の母親にしてはよく喋ると思うが。うちの静かな家庭でひとりしゃべっている気がする。
そしてやや私に過保護ぎみかもしれない。ニートは子供に無関心な父親、過保護な母親のあいだで生まれるというが本当かもしれない。
いや、流行のものに目がなく、一緒に流行りのアニメを見てくれるくらいノリのいい人でらあるのだが。

 弟は我が家の変異種だ。とにかく明るく、社交的な性格をしている。正直、根明過ぎて大人しい我が家ではずっと浮いていたかもしれない。
 大学時代から家を出たがっていたし、実際就職と共に出て行ってしまった。私と弟は、全然似ていないと言われてきた兄弟で、弟は私の事を変人扱いするし、私も弟は変人だと思っている。
こういう所は逆に似ていて私たちはやはり姉弟なのかもしれない。

そして私が飼育してきた歴代ハムスターたち。
彼らを私は愛し、慈しみながら飼育してきたが、見返りがあったことはない。
まず初代ハムスターは回し車にしか関心がなかった。彼は私が構おうと、触れようと全く無視した。
 ひたすら起きている間は、トイレに行く時間すら惜しみ2年3ヶ月回し車で走り続けた。
思うに彼は自閉症だったのかもしれない。彼は外界に興味を抱かず、ただ自分のペースのみで最後まで生き続けた。

次のハムスターは非常に臆病だった。彼は人間を恐れ続け、世話をする私に噛み付いた。
噛みつかれる度に私はハムスターから拒絶されたようで、よくハムスターから愛されないと嘆いたものだ。
彼も2年間うちの家にいたが、結局触っても噛み付かない程度には慣れはしたものの、私を愛してくれることはなかった。

3匹目は現在飼育しているハムスターは前の代のハムスターより臆病で、彼は人に噛み付く勇気すらない。飼育している犬、彼もハムスターを愛しているのだが、彼があまりにハムスターケージを24時間除きこみ続けたことがストレスだったのか完璧に犬、人間不信に陥ってしまった。
この子も人には慣れず鑑賞用になるのだろう。

 愛とは不思議なもので、好意を持った相手に与えられるだけで幸せになれる。私はハムスター達に愛されたかった。
 しかし同時に愛とは与えるものだと思う。どんなに一方通行でも、噛み付かれても、私はハムスターと共にいると幸せになれる。
本当に愛とは不思議だ!


私はこれからもハムスター達に餌を与え、世話をし、愛を与え続ける。
それはとても幸福なことなのだろう。