最近、文章を書くことにハマっている。
ものぐさな私がブログなんて面倒なものを書き出したのも文章力を鍛えたいという動機が大きい。

きっかけは去年の秋にあるジャンルの作品にハマったことだ。私はその作品にハマるあまり二次創作で小説を書くことまではじめてしまった。
 私の稚拙な作品でも人気のある作品だから結構読んで貰える。
読んだ人から反応を貰えて私は元々文章を読むことが好きだったのもあり、すっかり小説を書くことにのめり込んでしまった。
不思議なことに書けば書くほどネタが降ってくる。繰り返すが私に文才はない。

 しかも私は日常で絵を描くことはあっても(この絵もとても下手くそで人に見せることは抵抗がある)、文章を書くことは無かったにも関わらずだ。

ぼんやりと朝、珈琲を飲んでいるとき、散歩中、湯船で今日あったことをぼんやり振り返っていたとき、時を選ばず小説を書くアイデアが降ってくる。
また早速書き出すとボキャブラリーは貧弱なのだが不思議と言葉が私の手から溢れ出した。

これはなんなのだろうと私はとても不思議だ。私に何があったのだろう。きっかけなんて思いつかない。ただふと胸に燻るのはある青年の存在だ。


彼とはあるSNSで出会った。なんとなく波長があい、私たちは割と頻繁にメッセージのやり取りをするようになり、ついにはたまにだが通話までするようになった。
彼は優秀な人間で、小説家を目指してネットで作品を連載していた。
冷やかし半分で読んでみると、文章力があり尚且つ小説はとても面白かった。
しかし彼の小説は完結することはなかった。
ある夏の夜、彼は自殺してしまったのだ。

 彼は家庭に問題を抱えており、私と同じ病気を患っていた。私は話を聞くことしか出来なかったが酷く悩んでいたと思う。

 私は彼が生きていた頃、話したことがある。私も小説を書いてみたいと。
今はもうそんな気はないが恥ずかしながら、中学生時代の私の夢はライトノベル作家になることだった。
大人になり色々と現実を知り、そんな夢はとうに諦めてしまったが、あの頃、授業中にぼんやりと想像した世界は今も強く私の心に残っている。
この話題を口にしたとき、彼はなら何故書かないのといった。


顔も本名も知らない青年のこの言葉はすごく私の中に残った。
何故書かないのだろう。
何故逃げているのだろう。


彼が死んで数ヶ月経った12月のある日、私は文章をパソコンに向かって打ち込みだした。
そして今も私は書いている。
このブログと同じで飽きて辞めてしまうかもしれない。
しかし私には奇妙な使命感のようなものがある。
私はどんなに稚拙な、表現力も纏まりのない文章であっても書かなければならない。
彼の分も生きて、生きていられる間に色々と作品を残してみたい。


私にはあまりそんなことができる自信がないのだが。
ああ、そさいさん。見てますか?私にどうか書き続ける忍耐、意志の力をください。