いつもの様にテクテクと歩き、ココロはライフワークをしたり、鹿を追いかけたりといつもの光景でありましたが。
そろそろ帰ろうか?と思い歩いていると、ココロが突如スタートダッシュを切り、森の中へ凄い勢いで飛び出して行きました。
鹿か?と視線をその先に向けると、鹿ではあらず、何やらシェパードの様なフォルムの動物が視界に飛び込んで来ました。
あ!コヨーテだ!!と直ぐに気が付き、止めなければ!!とe-collarのスイッチを押しますが、犬が止まりません。アレ?と思い、もう一度押しましたが、犬は一向に止まる気配は有りません。
ショックが弱いのか?レベルを上げてスイッチを押しますがそれでも止まらず、物凄いスピードで走り回って追いかけています。
すると、何ともう一匹コヨーテが現れココロの横に張り付くような感じで、目の前で3匹が物凄いスピードランを繰り広げています。
マズい!と思い、無駄とは分かってはいますがココロの名前を叫びますが、当然追跡モードに入っている犬の耳には届かず、止まりません。
そうこうしている内に、3匹は遥か彼方へ行ってしまいました。
私は心臓バクバクで、顔面蒼白です。ヤバイ。犬行ってしまった.....
鹿を追いかけて行ったのとは、全く話が違います。
コヨーテは、別名をトリックスターと呼ばれる動物です。彼等はフレンドリーに犬などに近づき、走り回るのが好きな犬はそのままコヨーテと追いかけっこをしてしまい、散々走り回って、犬が疲れたのを見計らい、奥のブッシュや、仲間が待っている所に連れて行き襲う。というのが彼等の手段です。
しかも、私が見た時点で既に2匹です。まだ仲間が居て、そこに連れて行かれてしまったら?
仲間は居なくとも、2対1ではマリノアでは分が悪いのではないか?
どうするか?犬達が走って行った方へ自分も行くか?でも、もしココロが戻ってきていたら?
此処に留まるべきか?
ココロの名前を叫びながら、犬達が行った方へ向かいます。
時折、耳を澄まして戦いの音でも聞こえれば、加勢に向かうつもりでいました。
5分?10分位でしょうか?やけに長く感じましたが、木の枝を踏んだり、掻き分けながら何かがこちらに向かって来る音が聞こえまして、名前を呼ぶと、ココロが戻ってきました。
全身の力が抜けそうになりました。
ココロの体をチェックし、怪我など無いか?確認し、幸い無事な様でした。
何故E-collarが効かなかったのか?見てみると、コントローラーのバッテリーは十分でしたが、首輪の方であるレシーバーの方が、バッテリーが切れていました。
完全に私のミス、責任、落ち度で有ります。
コヨーテ対策として、e-collarを装着していたのに、肝心の所で作動しないという状況を作ってしまい、我が犬を危険なシチュエーションに置いてしまいました。
全くもって、不徳の致すところであります。
言い訳ですが、慣れてしまい充電を怠った結果で有ります。
今後、二度とこんな事が起きない様にすると固く心に誓いました。
しかし、我が犬を危険なシチュエーションに置いておきながら、こんな事を言うのは不謹慎であると思いますが、コヨーテとの走りは今まで見た事の無い位のスピードでありました。
まだ、ココロが1歳半か2歳の頃に、私も知識が無く知らずにコヨーテと走り回ってしまった事が有りますが、その時の再現、もしかしたらそれ以上の速さだったかもしれません。
ターンの速さや、駆け上がり、今まで見た事の無い動きでした。
私のアメンバーさんは、ココロの鹿追いの動画等をご覧になっていると思いますが、あの走りも早いと思いますが、今日見たのは別物と言ってもいいと思います。
鹿追いの走りが100%とするなら、今日の走りは150%なのではないか?
ココロも自分と同等、もしくはそれ以上の相手との走りはマリノアという犬の性能の限界まで引き出してくれたのかも知れません。
その証拠に、家に帰って来てから今日はずっと横になり、ブヒブヒ言いながらずっと寝ております。相当疲れたのでしょう。
兎に角、無事何事も無く良かったと思います。そして、油断無き様、心して自然遊びを楽しもうと思います。