こんにちは。渡辺真里子です。
先日、LINE@の配信を始めましたが、たくさんの方に友だち登録していただきありがとうございます!
基本的には二十四節気・七十二候の節目に配信することにしていて、季節の暦とその時期にあった養生やおすすめ食材をお知らせしています。
あとは、食材名をメッセージしていただくと薬膳的な効能を自動でお知らせしていますので、ご飯のお買い物の時などに活用してくださいね!
まだまだ登録お待ちしています!
ところで、食材の薬膳的な効能というと、薬膳の勉強をした人ならご存知かと思うのですが、
実は辞典や教科書など文献によって、同じ食材でも書いてあることがちょっと違っていることがあります。
まあ、大まかな方向はだいたいどの文献でも同じなのですけれど、
例えば性質がA辞典では温性と書いてあるのが、B辞典では平性、というようなことはちょくちょくあります。
なので、時々質問をいただくことがあるんですよね。
「どれが本当なんですか?」って。
で、こればっかりは私もなんともお答えしようがなく。
というのも、薬膳の業界では、まだまだ食材の効能については統一した見解がないから、なんです。
(中薬(生薬)については、中国の中医薬大学の教科書が全国共通なので、その効能についても見解が統一されています)
だから、今お持ちの辞典が何を参考にして作られているかによって、各食材の効能も若干違ってくる、ということになります。
ややこしいですよね。。。笑
なので、こういうご質問をされた方には、
「まずお使いになる辞典を決めてください」とおすすめしています。
つまり、ご自分でどの辞典を採用するかで、ご自身の基準を決めていただく、ということですね。
その上で、もし採用した辞典には載っていない食材については、他の辞典にも当たってみる、というのがいいように思います。
例えば、私がブログに食材の効能について書くときは、こちらの内容を採用しています。
薬膳素材辞典: 健康に役立つ食薬の知識
それで、ここに載っていないものはこちらで調べていることが多いです。
東方栄養新書―体質別の食生活実践マニュアル
こんなふうに自分で基準を決めておくと、後から調べ直したりするときに混乱せず振り返りやすいです。
よかったら参考にしてくださいね。
あと、「どの辞典が使いやすいですか?」という質問もよくいただくのですが、
どちらかの学校などで勉強された方なら、そこで使った、慣れたものを使うのが一番いいと思います。
一応我が家にも何種類か薬膳辞典があるので、また折をみて、内容のレビュー的なものを書いてみますね。
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