Beautiful Losersあとがき終『エイジ』 | 劇団マリーシア兄弟 プレスブログ

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こんばんわ。

 

 

チカラ様に頂いた誕生日プレゼントで一番印象に残っているのは、

【モテる技術】という分厚い本だった劇団マリーシア兄弟の健太郎です。

 

 

もしかしたら、あれはチカラ先生の執筆した本だったのか…

お陰様で、現在幸せな生活をしております。

 

 

そういえば、読み終わったら貸してねって言われてたけど、

忘れていました、ごめんなさい。

 

 

読み終わっていません(笑)

 

さて、もう一ヶ月以上経ってしまいましたが、

あとがきもいよいよ最終章。

 

チカラ演じたエイジのターンです。

元々、日本で劇団の主宰として

活動していたエイジは、

仲間に何も言わずに単身フランスへ。

その後、フランスで作家活動していたが、

結婚と母親が高齢な事を機に、

仕事と生活の拠点を日本に移し、戻ってきていた。

 

 

ちょっと複雑なので、

こんな感じでしょうか。

 

先日、チカラと直接話をしていたとき、

「健太郎のあとがきを読んでいて、

『へぇー、そうだったか…気付かなかったわ…健太郎凄いな。』」

と、言われました(笑)

 

改めて、エイジのあとがきでも申し上げておきますが、

このブログは、脚本や演出、作品について

代弁しているものではなく、

あくまで、健太郎個人が感じたり、見てきたものを

書き上げているものです。

 

いい場合は、凄いな…になるだけで、

的外れで、それは違うよって事も中にはあると思います。

 

そちらをご了承して頂き、よろしくお願い致します真顔

 

今作から、脚本・演出の名義が、

”三三三三”から”大浦力”に変更されました。

 

これには、想像以上の決意、熱意、想い、覚悟があると思います。

 

そんな中、彼が演じた役どころは

作家で演出家のエイジ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう、本人ジャン!!!

 

と、誰しもが思ったでしょう(笑)

 

 

そうですね。

ほぼ本人でした(笑)

 

 

ただ、誤解なき様に申し上げると、

どの登場人物も全て、チカラ先生の作り上げたキャラクターたちです。

 

どのキャラたちにも、チカラ本人の言霊が宿っているわけです。

 

作品的に中々過激な表現をしたりもしていましたけど、

そのどれも嘘ではない上で、

さらにはまわりの言葉たちにも嘘はないわけです。

 

誤解されやすい彼ですが、

カラオケは大好きだし、

カバー曲とかも、曲に寄りますが

オリジナル曲と変わりなく好きな曲もあるでしょう。

 

コピーバンドのライブでも、盛り上がると思います。

 

なので、あくまで

エイジとチカラ先生は同一であり、別とも言えるわけです。

 

そんな感じを踏まえて、冒頭のシーンから振り返って行きましょう。

 

まず、オープニングは二人のシーンから(写真はイメージ)

 

ここで、アシスタントのシンスケとの会話で、

エイジは作家なのかな??という雰囲気で始まります。

 

そして、このシーン以降、しばらく登場なく、

ステージにあがるのは一番最後になりました。

ここに至るまでに、

元劇団員だったマサトとトモヤのあいだで、

過去の劇団話やこの日に作家がくる事などが会話として、

展開されます。

 

そして、満を持して登場するエイジ。

 

空気がピキっとなります。

この瞬間、もしかしたらワシオちゃんことダイキは、

どうやってこの場をやり過ごすか(和ませるか)、

頭をフルに働かせていたかもしれませんね。

 

アイドルの仕事の件で、

劇場にきていたエイジの目に飛び込んできた

かつての仲間たち。

 

もちろん知らなかったエイジは、驚きます。

もちろん、表情に出ることはありませんが。

 

そして、目の前で次々と控え室から出て行く

かつての仲間たち。

 

 

 

そして、ダイキから聞かされる

二人が、エイジを恨んでいるかもしれないという話。

作中では、二人ですが

劇団というくらいですから、他にも仲間はいたことでしょう。

 

残していった仲間は、みんな同じように恨んでいるかもしれない

という言葉の意味にもなったと思います。

 

 

でも、エイジには予想の範疇だったと思います。

 

あまり、この言葉にたいして驚きはありませんでした。

 

人の気持ちがわからないと揶揄されていたエイジですが、

本当に人の気持ちがわからない人間が、

人情モノをかけるはずがないですから。

 

きっと、自分が抜けたあとの劇団の事は、

多少は想像ついていたと思います。

 

そして、このあとは

エイジのアイドル論が爆発します。

 

女性に留まらず、男性のアイドルに対しても。

 

そして、論破されていくその場のメンバーたち。

サイバだけは、されていませんでしたけど(笑)

 

ニノミヤだけは、一向に納得していなかったけど

エイジ本人の美人嫁の写真を見せられて撃沈。

 

裏話ですが、

わりとスマホの操作とかも、実際に舞台上でやっている我々。

 

本当にこのシーンでも、エイジ(チカラ)は美人の写真を毎回、

本当に見せています。

 

で、待ち受けの画面が美人になっているわけなんですが、

一回、全くその画面が上手い事表示されず…滝汗

 

その画面を待つニノミヤ(俺)は、ハラハラ。

 

 

『え??何してるの??早く出してよ』(ケンタロウ)

の感情を押し殺しながら、

「ん…??何しているのかな…??」(ニノミヤ)

という芝居をしていました(笑)

 

挙句、渡されたあと

本番中、俺の左手の中で震えだして、

超焦りました(笑)ポーン

 

そして、ニノミヤと共に約20分近く舞台から姿を消します。

納得はしていないけど、認めざるを得ない状況になったニノミヤに連れられ

打ち合わせに行きます。

 

(本番中のケンタロウとチカラ。)

 

そして、再びステージに現れるときは

この大ドタバタ劇のあと。

 

そして、再びニノミヤ対エイジの論争。

 

 

アイドルの恋愛について、エイジ論が炸裂します。

 

それは、ごく当たり前の意見だのではないかと思います。

 

「自分の好きな子が、誰かを好きになって、

一緒にいたいって思ったら応援するべきだと思う。

裏切られたなんて騒ぐのは、

本当に応援する気があったのかなって思いますよ。」

 

これは、芸能の世界にいる人間からしたら、

ニノミヤのセリフでも出てきますが、

いわゆる業界のタブーですよね。

 

海外で活動していたからとか関係なく、

エイジ自身の考え方ですよね。

 

 

そんな言葉に影響されてか、

ニノミヤは、サイバの恋愛を許します。

 

そして、マネージャーたちは仕事に戻り、

エイジはいわゆる首脳陣との会話のシーンになっていきます。

 

 

 

 

ここで語られたのは、

作中ではフジモト、シンスケから語られていた

エイジが日本に帰ってきた本当の理由です。

 

家族の事と、フランスでの仕事の失敗。

 

そして、また日本でも劇団をやりたい、

マサト、トモヤと一緒にやりたい事も。

そして、最初は断ろうと思っていたアイドルの仕事でしたが、

首脳陣の考えを聞いて、仕事を受けます。

 

断ろうとしていた理由の中には、もしかしたら

マサトやトモヤが関係している事も少なからずあったかもしれません。

そんな人間関係のいざこざで、仕事を判断するような人物には見えませんが。

 

でも、断る理由にも、受けた理由にも、

全く二人の存在が関係しなかったとは思えない所はありますね。

このあたりは、もちろん不明です。

 

リアルな所では、

無視はできないし、無視はしてないけど、

影響はしていない…くらいな所ですかね。

 

 

そして、エイジは

また、日本で劇団をやりたいという話を聞いたダイキに、

マサトとトモヤの背中を押して欲しいと頼まれます。

(頼んだクセに結局、ダイキは思い切り、背中押してましたけど)

 

そして、みんなと一緒に断崖絶壁009のライブを観に行きます。

 

 

 

 

そして、マサトやトモヤのあとがきでも触れているので

少し割愛しますが、

パァン!という手を叩く音から始まった公開稽古。

 

稽古中によく鳴り響く音です。

いわゆる「開始」と「終了」の合図です。

 

二人のあとがきでも触れたと思いますが、

ここは本番中、毎回アドリブで返していました。

脚本上では、きちっとセリフがありましたが、

一度も脚本どおりではありませんでした(笑)

 

 

そして、これをやったあとに

二人の言葉に動かされたわけではなく、

自分自身で、自分の過去について気づきます。

 

劇団や二人に自分がした事がどんな事だったのか。

自分が起こした行動のせいで、

二人の未来をどう狂わせてしまったのか…

 

また、どうしてフランスに行ったのか…。

 

嫌われる事も嫌いになる事も怖かったエイジは、

みんなの前から逃げ出したんだと。

 

 

そして、止めてもらえないんじゃないかと思って、

黙ってみんなの前からいなくなったと。

 

(完全に支配人が責任とって頭を下げているみたいな写真…)

 

感情を表に出さない、自分が例え言い負かされても、

間違っているとは思わないであろうエイジが下げた頭。

 

なかなか軽いモノではなかったと思います。

 

そして、その後

トモヤの結婚話や役者をやりたい事、

三人がようやく素直になったシーンでした。

 

帰ってきたわけじゃない。

お互いがお互いに進んだ先で生まれた点に

三人が戻った瞬間でした。

 

 

エイジが宣戦布告した通りの道を三人プラスシンスケで歩いて行くんでしょう。

なんだかんだ、ダイキの一枚噛みそうな気もしますけどね。

 

アイドル部門のマネージャーって言葉があるくらいだから、

現時点で俳優部門があるか、今後あってもおかしくないですからね。

 

彼らが起こす革命が見てみたいものです。

 

 

演出を自ら行う都合上、どうしても

エイジのシーンというものは稽古時間が短かったり、

エアーでそこにいるイメージでやったりと、

なかなか物理的に大変な所は多々ありました。

シンスケは、エイジと二人のシーンがあったので、

なかなか仕上げるのに苦労したと思いますが、

本人はそんな感じ、一切見せませんでしたね。

 

 

逆に自らの脚本で、自らの首を絞めていたチカラ先生(笑)

 

ご自身で練り上げた長ゼリフに相当、苦しまれていました(笑)

 

 

何回、

「なんで、そんな言いにくい言い回しにしたんだよ。」

と言ったのかわかりません(笑)

 

脚本書いていたとき、怒っていたのかもしれない(笑)

とも言ってました(笑)

 

 

今回、元々『ビューティフル・ルーザーズ』というタイトルではなく、

宣戦布告を英語にした『Declaration of war』

というタイトルが仮タイトルとしてありました。

 

エイジの言い放った「宣戦布告」は、

この作品の核ともなるキーワードだったと思います。

 

それは、エイジのセリフが…ではなく、

もちろん作品全体としても…だと思います。

 

 

初めての11人体制、客演は最多の4名。

演出・脚本としては、過去最高の労力だったと思われます。

 

 

正直、今回

もっと賛否両論で分かれるかなって思ってました。

 

でも、想像より賛が多く、否は少なかったですね。

 

 

主張の強い作品だったので、賛の声の中身も

いつもより反動が大きくて、すごい嬉しい言葉もたくさんいただきました。

 

ありがたい話です。

 

 

全員のあとがきもやっている上で、

最後だったので、うろ覚え(笑)な所もありつつ、

少し足早にしてしまいました。

 

あまり多くを語らない方がいいな…というのが、

エイジにたいしては、正直な所ですね(笑)

 

だいぶ時間が経ってしまいましたが、

これにてあとがきシリーズも終了となります。

 

定期的に不定期なあとがきでしたが、

もしも懲りずに読んでいただけて貰っていたなら、幸いです。

 

現在、劇団マリーシア兄弟としても

幾つか、同時に動いていたりもします。

 

役者陣たちも、

毎回出来る限りお知らせしていますが、

各々、活動をしております。

 

今後とも、

劇団マリーシア兄弟を、

また今回関わってくれた役者さんたちの事を

応援よろしくお願い致します!!


 

次回公演情報

 

劇団マリーシア兄弟プロデュース公演
Super Malicia Brothers

vol.2『Beautiful Losers R
脚本・演出:大浦力
3月公演予定

 

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